土居聖真が岡山戦でゴール(写真は鹿島所属時)【写真:Getty Images】

写真拡大

土居聖真が地元クラブ・山形で早速ゴールを決める

 J2モンテディオ山形へ加入したばかりの32歳MFが、故郷で圧巻のデビューだ。

 8月3日のリーグ第25節、アウェー戦で同点に追い付くゴールをもたらしたのは土居聖真。新天地での初ゴールはファンへ大きな期待を抱かせた。

 山形生まれの土居は、鹿島アントラーズのジュニアユースからユースを経て、2011年にトップチームに昇格。15年からは伝統の背番号8を付けてプレーしていた。今季11試合に出場、7月24日に行われたイングランド1部ブライトンとの親善試合でもプレーしていた。

 その翌日の25日に山形への電撃移籍が発表され、すぐにチームへ合流。迎えたアウェーでのファジアーノ岡山戦でスタメンを飾ると、失点直後の後半12分に待望の瞬間がやってくる。FWディサロ燦シルヴァーノが右サイドでヒールパスを前線に通すと、反応したFWイサカ・ゼインが突破。低い弾道のクロスにタイミングよく飛び込んだ土居がワンタッチでネットを揺らした。

 移籍して最初の公式戦で見事な一撃。勝利とはならなかったが、山形に勝ち点1をもたらす働きぶりに、SNS上では「鹿島はもったいない事した」「勝者のメンタリティ」「流石にポジショニング上手い」「レジェンド」「アカデミーの最高傑作の1人」と絶賛の声が並んだ。

 長年J1クラブの「8番」を背負った男が、山形を昇格に導けるか。現在13位でプレーオフ出場圏の6位とは勝ち点11差。次節は11日、徳島ヴォルティスとの一戦(ホーム)が待っている。(FOOTBALL ZONE編集部)