重賞初制覇を目指すバロンドール(昨年10月撮影、ユーザー提供:フォスさん)

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 一族に11年ぶりのタイトルをもたらすか。UAEダービーで6着だったバロンドール(牡3、栗東・松永幹夫厩舎)が、レパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)で重賞初制覇を狙う。

 バロンドールは父ニューイヤーズデイ、母リュミエールドール、母の父ルーラーシップの血統。祖母のアルスノヴァは07年のエリカ賞の勝ち馬。その半弟のオルフェーヴルは11年の牡馬3冠などGIを6勝し、凱旋門賞で2年連続2着となった歴史的名馬。同じく半兄のドリームジャーニーは06年の朝日杯FS、09年の宝塚記念と有馬記念を制している。

 ここまで7戦2勝。重賞初挑戦だった3走前のブルーバードCでは、勝ったアンモシエラと同タイムの3着に健闘した。しかし、その後はヒヤシンスSが6着、海外初遠征のUAEダービーも6着と苦戦続き。血統や馬っぷりの良さから、もっと走れる印象を受けるので、立て直された今回は巻き返しが期待される。

 父のニューイヤーズデイにとってはJRAで初めて、そして一族にとっては13年の有馬記念のオルフェーヴル以来となる重賞制覇がかかる一戦。デビュー戦から手綱をとり続ける横山典弘騎手の手腕にも注目したい。