エルムSに出走予定のミトノオー(撮影:下野雄規)

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 ここ2戦、重賞で好走し続けるミトノオー。札幌コースは初めてとなるが、持ち味の機動力から何ら不安なし。中間も丹念に乗られて調整過程は順調。中央の重賞2勝目を奪取する。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■8/4(日) エルムS(3歳上・GIII・札幌ダート1700m)

 昨年12月の名古屋グランプリのあとはリフレッシュ放牧へ。2走前のマーチSでは、プラス16kgの馬体重で復帰したミトノオー(牡4、美浦・牧光二厩舎)。元々、大型馬ではあるが、更にパワーアップを遂げていきなり2着と好走、続く平安Sでは勝利と実力馬が復活。3歳前半では3連勝したように、ポテンシャルの高さはあった馬。単騎でスンナリと持ち味を生かせればここも有力だ。鞍上は松山弘平騎手。

 海外遠征後で中間の調整がポイントとなるドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添学厩舎)だが、実績上位は疑いようがない。芝とはいえ元々、GIホープフルSを勝っている実力馬。そのホープフルS以降の勝利はないものの、近走もダートのGIで善戦しているように能力の衰えはない。初勝利を挙げた思い出の地で復活もあり得る。鞍上は武豊騎手。

 その他、前で流れに乗る馬たちがやり合う展開ならドゥラレジリエント(牡4、栗東・牧田和弥厩舎)、長期ブランク明けだが、能力上位の存在プロミストウォリア(牡7、栗東・野中賢二厩舎)、レース巧者サーマルソアリング(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)、フェブラリーS3着後に引退したセキフウをユニコーンSで負かしているペイシャエス(牡5、美浦・小西一男厩舎)、マリーンSを勝ち、充実一途のナチュラルハイ(牡4、美浦・黒岩陽一厩舎)などが鎬を削る。発走は15時35分。