重賞初制覇を目指すエスコーラ(22年8月撮影、ユーザー提供:かっちゃそさん)

写真拡大

 きょうだい3頭目のタイトルホルダーになれるか。良血のエスコーラ(牡6、栗東・中内田充正厩舎)が、中京記念(3歳上・GIII・芝1800m)で重賞に初挑戦する。

 エスコーラは父ディープインパクト、母サロミナ、母の父Lomitasの血統。母は12年の独オークスの覇者。半兄のサリオスは19年の朝日杯FSなど重賞を4勝、全姉のサラキアは20年の府中牝馬Sを制している。さらに同じく全姉のサリエラは22年のローズSで2着、半妹のサフィラは昨年のアルテミスSで2着だった。

 ここまで8戦4勝。体質が弱く、休み休みでしか使えていないが、未勝利から3勝クラスまで圧巻の4連勝。とりわけ今回と同舞台の未勝利は1分43秒8のレコードで1秒8差の圧勝だった。それを思えば、オープン3戦は3着、7着、9着で物足りないが、もしかすると1600mは微妙に短かったのかも。その点、今回は3戦3勝と得意の小倉芝1800mなので、重賞初挑戦でも侮れない。

 サリオス、サラキアに続いてきょうだい3頭目の重賞ウイナー誕生となるか。夏の小倉で良血が花開くことを期待したい。