Horizo​​n OS(旧Quest OS)のv67・パブリックテストチャネル版が配信され、Meta Quest 3等に「新しいウィンドウ レイアウト」と呼ばれる新しい機能が実装されました。この機能により、これまで利用できなかった「ウィンドウの自由配置」ができるようになったと報告されています。

Quest v67 PTC Finally Lets You Freely Position Windows

https://www.uploadvr.com/quest-v67-ptc-freely-position-2d-windows/

Meta tests Vision Pro-like freeform virtual screen placement for Quest headsets - The Verge

https://www.theverge.com/2024/6/25/24185869/meta-quest-vr-virtual-screen-placement

This Quest 3 Update Gives Meta’s Headset One of the Apple Vision Pro’s Best Features

https://www.inverse.com/tech/quest-3-window-layout-update-apple-vision-pro-spatial-computer

Meta Questでは、ホーム画面に最大3つのウィンドウを表示可能で、画面の位置を「Close View(近距離)」と「Far View(遠距離)」で切り替えることができます。ただし、Close Viewではウィンドウのサイズや向きを変えることはできず、Far Viewではウィンドウのサイズを自由に変更できるものの、表示しているウィンドウすべてのサイズが同時に変更される仕様となっていました。

そこで、Horizon OSのv67・パブリックテストチャネル版では「新しいウィンドウ レイアウト」という機能が試験的に実装され、ウィンドウの位置やサイズ調整の自由度がさらに向上しているとのこと。以下のムービーを見ると、どんな感じでウィンドウを調整できるのかがよくわかります。





以下はRedditユーザーの映像

Quest 3 PTC v67... NEW WINDOWS DESIGN?
byu/pullRequest18 inOculusQuest


新しいウィンドウ レイアウトでは、ウィンドウをつかんだり離したりして自由に位置を変更でき、サイズ変更に対応したアプリは同じようにジェスチャーで大きさを変えられるようになっているとのこと。自由にサイズを変えられないウィンドウは距離に応じて変更され、近距離では「タブレット」風になるそうです。

報告によると、最大3つのウィンドウを自由に配置でき、ウィンドウを別のウィンドウにドッキングする形で追加で3つ、最大6つを配置できるとのこと。

このほか、仮想空間に映した背景の透明度を調整したり、ウィンドウを湾曲した外観に切り替えたりすることも可能。



また、傾き調整機能を搭載したキーボードも実装されています。





パブリックテストチャネル版はおよそ2週間にわたりテストされ、その後正式リリースされるかどうかが決まります。記事作成時点では一部の人しか利用できません。

上記に加え、v67ではQRコードを介してWi-Fiに接続する機能も試験的に導入されています。