悲願の初タイトルを目指すトゥラヴェスーラ(22年3月撮影、ユーザー提供:まどかさん)

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 デビュー4年目の永島まなみ騎手が、北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)のトゥラヴェスーラ(牡9、栗東・高橋康之厩舎)でJRA重賞2勝目を狙う。

 永島騎手は21年デビューの21歳。ルーキーイヤーは7勝止まりだったが、2年目は21勝、そして3年目の昨年は50勝と、一気に勝ち星を伸ばしている。今年も先週までに19勝をマーク。先々週のマーメイドSではアリスヴェリテに騎乗し、10回目のチャレンジでJRA重賞初制覇を果たした。

 北九州記念のパートナーはトゥラヴェスーラだ。所属する高橋康之厩舎の大ベテラン。2歳秋のデビューから32戦4勝。重賞は20戦して未勝利だが、2着が3回、3着が1回、4着が5回ある。既に9歳だが、目下4戦続けて重賞で4~6着だから、まだまだ衰えはない。

 永島騎手は前走のシルクロードSに続き、2戦連続2回目のタッグとなる。当時は京都芝1200mでは圧倒的に不利な外枠が堪えて6着止まりだったが、決して悪い内容ではなかった。ここでJRA重賞2勝目、そして自厩舎では初のタイトル獲得となるか。若手とベテランの凸凹コンビに注目したい。