重賞初制覇を目指すサトノシュトラーセ(昨年11月撮影、ユーザー提供:あすりさん)

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 名門・友道康夫厩舎がラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)のサトノシュトラーセ(牡3)とジュンゴールド(牡3)で福島での重賞初制覇を目指す。

 友道厩舎はこれまでJRA重賞を66勝している。しかし、福島に限れば延べ15頭が挑みながら、20年の七夕賞のブラヴァス、22年の七夕賞のヒートオンビートで2回ある2着が最高着順。3着も3回あるが、惜しくも戴冠には手が届いていない。

 ラジオNIKKEI賞には2頭出しで挑む。サトノシュトラーセは昨年の京都2歳Sの3着馬。毎日杯が6着、青葉賞が4着でクラシック出走は果たせなかったが、このメンバーなら実績上位だ。一方のジュンゴールドは2歳時にデビュー2連勝の素質馬。京成杯は折り合いを欠き、またスプリングSは展開不向きで、ともに2桁着順に終わったが、力を出し切れれば重賞でも通用する力を秘めている。

 友道厩舎はこれまでJRA全10場のうち、7場で重賞を制している。ここを勝てば、コンプリートに向けて残すは函館と小倉だけ。豪華2頭出しで挑む今回、しっかりと勝利をつかみ取りたい。