HDDやSSDの健康状態やS.M.A.R.T.情報が一目でわかる老舗フリーソフト「CrystalDiskInfo」の見方はこんな感じ
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HDDやSSDなどのストレージに重要なデータを保存していたのに、突然HDDやSSDが壊れてしまい、データが吹き飛んでしまったという経験をしたことがある人は多いはず。もちろん日頃からバックアップをしておくことが大事ですが、メインで使っているストレージの健康状態をチェックすることも重要です。hiyohiyoさんが開発する「CrystalDiskInfo」は、使っているHDDやSSDの健康状態やS.M.A.R.T.情報を簡単にチェックできる老舗フリーソフトです。
https://crystalmark.info/ja/software/crystaldiskinfo/
CrystalDiskInfoの公式ページにアクセスし、「ダウンロード」をクリック。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/f/2f0e0_88_52da2c22b7a40ab546c4d53348c092cb.png)
各エディションのダウンロードリンクが表示されるので、今回は通常版の「ZIP (XP〜)」をクリック。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/c/7/c7597_88_0e60c70aa06ccefc904159d28ad2e607.png)
SourceForgeのページにリダイレクトされますが、同時にZIPファイルのダウンロードが自動で開始します。記事作成時点でCrystalDiskInfoの最新バージョンは9.3.1で、ZIPファイルのサイズは約7.38MBです。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/0/f/0ff6e_88_53eed5a19de0965ff8838403724b8911.png)
ダウンロードしたZIPファイルをWindowsの標準機能やExplzhなどのフリーソフトで解凍します。今回は64bit版のWindowsで実行するので、「DiskInfo64.exe」を起動。なお、「DiskInfo32.exe」は32bit版Windows向け、「DiskInfoA64.exe」はArm 64bit環境向けとなっています。
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CrystalDiskInfoを起動すると、PCでドライブが割り当てられているストレージの情報が表示されます。以下は、およそ7年使い続けているPCに接続された東芝製HDDの情報。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/8/28d3f_88_51a21d29db1b7c368fceef262aaec698.png)
上部左側には「健康状態」と「温度」が表示されます。健康状態は「正常」「注意」「異常」「不明」の4段階で評価されます。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/2/e/2eeee_88_4067afd4e1309be62a0a373391a80579.png)
上部右側に表示されるのは、「ファームウェア」「シリアルナンバー」「インターフェース」「対応転送モード」「ドライブレター」「対応規格」「対応機能」「バッファサイズ」「回転数」「電源投入回数」「使用時間」です。「回転数」は磁気ディスクの1分当たりの回転数で、HDDのみ表示されます。「電源投入回数」と「使用時間」は、そのストレージが実際に使用されてからの総合計数です。
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そして、下段に表示されているのがS.M.A.R.T.情報です。S.M.A.R.T.情報の各項目には「ID」「項目名」「現在値」「最悪値」「しきい値」「生の値」が表示されます。「ID」と項目名は必ずしもすべてのHDDで共通というわけではなく、製品やメーカーによって異なります。現在値は検査時の値で、最悪値はこれまでで最も低かった値。そして、しきい値は「この値を下回るとHDDが故障している可能性がある」と判断されるデータです。生の値はS.M.A.R.T.情報のデータを16進数で表示したもの。
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以下は、別のPCで使用しているSamsungの外付けSSD「T7 Shield 1TB」をCrystalDiskInfoで検査したところ。SSDの場合は上段右に表示されている「総書込量」や「使用時間」をチェックします。Samsungの公式ページによるとT7 Shieldの製品保証期間が3年であることが掲載されており、総書込量もかなり少ないので、このSSDはまだかなりの寿命がある模様。メーカーや製品によっては、スペックシートにTBW(総書込量)寿命も提示されているので、これと照らし合せることでSSDの寿命をおおまかに予測することが可能です。
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