2021年6月に撮影されたスリちゃんとケイティ・ホームズ親子。
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 トム・クルーズ主演の人気シリーズ第3弾『M:i:III』が、6月21日に日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送される。同作が公開された2006年に生まれたのが、トムの唯一のバイオロジカルな子供、スリ・クルーズ。本年18歳になった彼女は、今、何をしている?

 トムと、ドラマ「ドーソンズ・クリーク」(1998〜2003)や映画『バットマン ビギンズ』(2005)の女優ケイティ・ホームズの娘、スリが生まれたのは2006年4月18日。その約2週間後の5月5日に『M:i:III』が全米公開されている。スリはこの映画とほぼ同じ頃に生まれたと言えるだろう。

 それまでの経緯を振り返ると、トムとケイティが交際を始めたのは、本作公開の約1年前の2005年4月頃。同年6月に婚約を発表、翌年4月にスリが生まれ、同年11月18日にヴェニスで結婚式を挙げた。しかし、スリがまだ6歳だった2012年6月に両親が離婚。第一親権はケイティが持ち、母娘はニューヨークで生活し、トムはLAで暮らしており、スリは2013年のクリスマス以降、トムとは会っていないと報じられている。

 そんなスリもこの4月に18歳になり、6月に高校を卒業、この秋から大学に進学する。その大学の名前が、高校の仲間と一緒にアップした動画から判明した。その学校は、ピッツバーグにあるカーネギー・メロン大学。1900年創設の由緒ある大学で、2024年の世界大学ランキング24位(ちなみに東京大学は29位)の名門校。卒業生には俳優もおり、『ピアノ・レッスン』のオスカー女優ホリー・ハンター、『アクアマン』シリーズのパトリック・ウィルソン、『スター・トレック』シリーズのザカリー・クイント、ドラマ「マンダロリアン」のミンナ・ウェンらがいる。彼女が大学で何を専攻するのかは未発表だが、さまざまな芸術を学ぶことができる同大学の The School of Arta で学ぶのではないかと噂されている。

 ちなみにスリがこの6月に卒業する高校も、アート系。ニューヨークにあるラガーティア・ハイスクール・オブ・ミュージック& アート・アンド・パフォーミング・アーツの卒業生には、ドラマ「ザ・モーニングショー」のジェニファー・アニストンやドラマ「バフィー 恋する十字架」のサラ・ミシェル・ゲラーらがいる。

 そんなスリだが、この5月には彼女のステージネームが話題になった。彼女はブロードウェイのコメディ・ミュージカル舞台「ヘッド・オーヴァー・ヒールズ/Head Over Heels」に出演したが、この時のステージネームが、彼女の本名の「スリ・クルーズ」ではなく「スリ・ノエル」だったのだ。ノエルは、母ケイティのミドルネーム。スリは、有名人の両親の名前を名乗って注目されるのを避けるため、このステージネームを使ったのではないかと言われているが、彼女自身はそれについて発言していないので、真相は不明。彼女が今後もこの名前を使うのかも、明らかになっていない。

 ちなみに有名人の娘の名前の変更といえば、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの娘、シャイロ・ジョリー・ピットの改名もニュースになった。彼女はスリと同い年で、お誕生日はスリの約1か月後の2006年5月27日。彼女が18歳になり、弁護士を雇って法的に本名から「ピット」を削除する手続きを申請ことが話題を集めたが、スリは本名を変えたわけではないので、少々状況が違うようだ。

 スリがこれから両親と同じような道に進むのかは不明だが、すでにエンターテインメント世界での活動歴はある。そもそも5歳の頃に、父親トム主演した『オブリビオン』(2013)に、ノンクレジットだが主人公の娘役で画面に登場。また、高校での舞台「アダムス・ファミリー:ア・ミュージカル」では一家の母親モーティシア役を演じた。また、母ケイティが監督・出演した映画2作では、出演はしていないが歌声を披露。『アローン・トゥギャザー/Alone Together(原題)』(2022)では1934年の楽曲「ブルー・ムーン」のカバーを歌い、『レア・オブジェクト/Rare Objects(原題)』(2023)にも歌声を提供している。しかし、スリ自身のこれらの活動についての発言はない。彼女がこれからどんな道に進むのか。スリはまだ18歳。この秋からピッツバーグで、生まれて初めてパパラッチから離れて暮らしながら、じっくり今後のことを考えるのかもしれない。(平沢薫)