昨年の有馬記念を制したドウデュース(昨年12月撮影、ユーザー提供:たつさん)

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 宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)は有馬記念と並び、ファン投票が実施される一戦だ。今年はドウデュースが歴代最多の23万8367票を集めた。そこで今回は過去のファン投票1位の馬の成績をチェックしたい。

 84年のグレード制導入後、ファン投票で1位だった馬は88年タマモクロス、93年メジロマックイーン、94年ビワハヤヒデ、97年マーベラスサンデー、00年テイエムオペラオー、06年ディープインパクト、12年オルフェーヴル、14年ゴールドシップ、21年クロノジェネシス、22年タイトルホルダー、23年イクイノックスの11頭が勝利。延べ29頭が出走して[11-7-4-7]の勝率38%、連対率62%と優秀な成績を残している。さらにレースで1番人気に推された馬に限ると[9-6-0-5]の勝率45%、連対率75%だから、好走確率がグンと上がる。

 ドウデュースは昨年の有馬記念のファン投票では7位に甘んじたが、レースでは息の長い末脚を繰り出し、見事に復活のGI3勝目を手にした。今回は堂々と1位での出走となる。鞍上の武豊騎手が宝塚記念ファン投票1位とタッグを組んだケースは9度あって【3-2-3-1】と好成績。宝塚記念過去4勝のうち、ファン投票1位で93年メジロマックイーン、97年マーベラスサンデー、06年ディープインパクトと3勝している。心強いパートナーとともに“春のグランプリ”制覇となるか。