サウンドビバーチェ、北九州記念1週前追い切り速報/栗東トレセンニュース
2023年阪神牝馬Sで重賞を制しているサウンドビバーチェ(栗東・高柳大輔厩舎)。近走は重賞を制したマイルの距離で二桁着順が続いていることもあり、次走は距離を短縮して北九州記念(6月30日・小倉芝1200m)への出走を予定。今朝20日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した直後のCWへ田口貫太騎手(レースで騎乗予定)を背に入場。馬場入りからスムーズな走りを見せて、2コーナーから向正面へ入るところもスムーズ。道中も行きたがっている素振りはなく、きれいな加速ラップを踏んで最後の直線へ。
道中で脚がたまっていたのだろう、最後の直線に向いてからビュンと加速して、ゴール前でも更に伸びる。単走だったとはいえ、実に気分良く、そして最後まで集中力を切らせることなく走り抜けた。
時計は6F80.3-5F65.2-4F50.4-3F35.7-2F21.7-1F10.7秒。19日よりも時計の出る印象はあったCWだが、それでも2F21.7秒はこの日の抜けてトップの数字。しかも道中がきれいな加速ラップを踏んでのものなので、スピード能力はまだまだ衰えていない。
(取材・文:井内利彰)