ドラマ『Believe−君にかける橋−』のオールアップを迎えた木村拓哉

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 木村拓哉が主演するドラマ『Believe−君にかける橋−』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)の最終話が今夜20日に放送される。木村をはじめ、撮影最終日を迎えたキャスト陣からコメントが到着した。

【写真】木村拓哉のオールアップに斎藤工、天海祐希、一ノ瀬颯が駆け付け熱いハグ!

 テレビ朝日開局65周年記念作品として制作された本作では、橋づくりに情熱を燃やす狩山陸(木村)が“刑務所に収容される”という“思わぬ困難”に見舞われながらも、決して諦めることなく“希望と再生の道”を模索。“まるで先の読めない手に汗握るサスペンス”と“スリリングかつ心に染み渡る人間ドラマ”が交錯する“壮大な物語”を紡いできた。

 そんな本作が本日20日、ついに最終回を迎える。「龍神大橋」崩落“事故”における自らの潔白を証明し、最愛の妻・玲子(天海祐希)ともう一度堂々と会うため…身の危険も顧みず脱獄・逃走。“壮大な闇に覆われた真相”を追い求め続けるも、前回ラストでついに…玲子の目の前で再逮捕されてしまった狩山。しかし、戦いはまだ終わってはいない。諦めない信念の男・狩山が今夜、全真相を突き止めて白日の下にさらすべく、次なる戦いに向けて立ち上がる。

 さまざまな人物の底知れぬ思惑が複雑に絡み合い、新事実が明らかになるたび、さらなる謎が浮上。狩山はもちろん、視聴者をも撹乱し続けてきた本作。

 “事故”を計画したのは、狩山に罪を被るよう頼んだ「帝和建設」の社長・磯田典孝(小日向文世)。しかし、その裏にはさらに“強大な黒幕”の存在がちらついている。はたして、黒幕はどう動くのか? そして、その恐るべき真の狙いとは一体…。

 抵抗することなく再逮捕された狩山は今夜、起死回生を図ろうと、次なる一手に。しかし先だって、共に真相を追い求めてきた刑事・黒木正興(竹内涼真)、実は裏で磯田と密通していた担当弁護士・秋澤良人(斎藤工)とも袂を分かつことになってしまった狩山。そんな彼に最後に手を貸してくれる“信じられる味方”とは誰なのか? これまで明かされていなかった、登場人物たちの過去や真意も今夜、次々と明らかに。

 重度のがんを患い、医師から即入院すべきだと勧告されながらも、狩山を守るため入院を先延ばし、奔走してきた玲子。命のタイムリミットが迫る中、彼女はふたたび最愛の夫と笑顔で向き合い、かつ本気でケンカする時間を共有できるのか?

 かつて娘を交際相手に殺されるも、警察には未解決事件として半ば放置され、一時は犯人への復讐を企てていた半田(田中哲司)。狩山は同事件を担当していた黒木に、しっかりと捜査するよう頼んだのだが…。今夜とうとう捜査に新たな動きが。地獄の苦しみの末、半田は救われるのか、それとも…?

 そして3月に解禁したメインビジュアル第1弾―橋の上で、まばゆい光が差し込む向こう岸に向かって何かを投げる狩山の姿、さらに番組タイトル『Believe』に隠されていた伏線も回収。今夜すべての謎がついに解き明かされる。

 最終話の放送を目前に控えた先週後半、出演者が連日オールアップ。木村拓哉を筆頭に、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、北大路欣也(特別出演)、上川隆也(友情出演)、斎藤工、小日向文世、天海祐希らが充実感みなぎる笑顔を浮かべ、次々と撮影最終日を迎えた。

 ひと足お先に現場を去っていく共演者たちに、自ら花束を手渡して固い握手。さらには一ノ瀬の両腕に腰縄を巻き付けて連行(!?)したり、音声スタッフに扮して斎藤のあいさつをマイクで拾ったり、はたまた率先して小日向と自撮り2ショットを撮ったり…場を和ませながら、共演者の労をねぎらっていた木村。

 そんな中で訪れた、全撮影終了となるクランクアップ当日―木村もついに最終日を迎えることに。すると…思わず目を丸くする、二度見モノのサプライズが。なんとラストカットを撮り終えるや、すでにオールアップしていた一ノ瀬&斎藤&天海が現場に出現。木村と熱〜いハグを交わし…。これには木村も「あ〜ビックリした〜!」と仰天。「わざわざ来ていただいて本当にありがとうございます」と感謝しきりだった。

 この上なく固い絆を築きながら、共に3ヵ月走り抜けてきたチーム『Believe』。最後のあいさつで、木村は「今回の現場では、『信頼』に値する存在がいてくれることの豊かさを、非常に感じさせていただけました。信じて頼ることができる現場と共演者に恵まれた自分がとても誇らしいです」と、感無量の様子だった。

 ドラマ『Believe−君にかける橋−』最終話は、テレビ朝日系にて6月20日21時放送(※15分拡大スペシャル)。

 メインキャストのオールアップ・コメントは以下の通り。

<コメント全文>

■木村拓哉(狩山陸役)

 この作品の大きなテーマは「いかに人を信じることができるか」。狩山はいろんな方と出会って、いろんな方に裏切られ、今に至るんですけど、演じる上ではまず「その人のことを信じる」という入口から入って作業をしてきました。今回の現場では「信頼」に値する存在がいてくれることの豊かさを、非常に感じさせていただけました。信じて頼ることができる現場と共演者に恵まれた自分がとても誇らしいです。本当に皆さんに感謝しています。ありがとうございました!

■竹内涼真(黒木正興役)

 撮影、すごく楽しかったです! 黒木と若松、2つの役を演じ、すごく充実していました。プロフェッショナルなスタッフの皆さんのおかげだと思います。そして僕の念願だった、木村さんとガッツリお芝居をするシーンもあり、すごく楽しかったです。本当はもっとそんなシーンが欲しかったくらいです(笑)。また皆さんとガッツリ本気で作品を作れる日を、心待ちにしています。

■山本舞香(本宮絵里菜役)

 本当にあっという間でした。現場に来るたび、日々頑張るスタッフさんに対して「私の笑顔で元気になって!」と思い、実際に笑顔を向けるくらいのことしかできなかったのですが…(笑)。皆さんが笑顔で撮影してくれる姿がすごくうれしかったです。こんな素敵な作品に出合えて、すごく幸せでした。もっともっと成長して、またご一緒できるよう頑張ります!

■一ノ瀬颯(南雲大樹役)

 すごく寂しさもありますが、本当に素敵な作品で、日本の第一線で活躍される豪華なメンバーの皆さんとお芝居ができたことを心から光栄に思います。人生の大切な、大切な財産になりました。また皆さんとご一緒できるよう頑張ってまいります。今回は毎度、怒鳴ってるか悲しい顔してるかのどちらかだったので、次にお会いできる時はニコニコで芝居させていただけたらと思います(笑)。

■北大路欣也(坂東五郎役/特別出演)

 光り輝く清流の流れといいますか…狩山の人生に愛情深い大きな橋が掛かっている撮影現場に参加させていただいて、本当に幸せです。全編にわたり、狩山さんに助けてもらいました。今はちょっと格好をつけていますが、心の中には少し寂しい思いを持っています。皆さんの今後のご活躍を心から祈らせていただきます。またお目にかかりたいと思います。

■上川隆也(林一夫役/友情出演)

 魅力的な物語にまんべんなく関わることこそ叶いませんでしたが、それを補って余りある、取り組み甲斐のある役柄に出合うことができました。木村さん演じる狩山陸の葛藤を目の当たりにしながら演じていた時間はこの上ないものでした。楽しい時間を本当にありがとうございました。

■斎藤工(秋澤良人役)

 第8話ラストの狩山夫婦のシークエンスを見て、“人間にしかできない何か”に挑んできた作品なんだなと感じました。木村さんを船頭にした、そんな船の一員になれて光栄です。狩山と秋澤には最初からかなり“誤差”がありましたが(笑)、撮影自体は“誤差なし”で取り組ませていただけました。まだ撮影が残っている皆さんもキャスト・スタッフを信じて、最後まで“誤差なし”で走り切っていただけたらと思います。

■小日向文世(磯田典孝役)

 第1話とラストしか木村くんと絡んでいないんですけど、僕の頭の中には常に狩山の存在があったので、ずっと一緒にやってきたような気がしています。23年前に木村くんと初めてご一緒して以来、実は敵対する役は今回が初めてなんですよ。僕にとって、とても記念になる作品になりました。

■天海祐希(狩山玲子役)

 この作品に参加させていただき、本当にいろいろ勉強になりましたし、すごく楽しかったです。木村さんをはじめ、共演者の皆さん、そしてスタッフの皆さん、さすが! “Believe”=信じられる皆さんでした。とても素敵な現場でした。ありがとうございました!