アポロ11号の月面着陸はフェイク?ある噂から生まれた映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』ファイナル予告が公開 ─ スカーレット・ヨハンソン出演

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スカーレット・ヨハンソン&チャニング・テイタム&ウディ・ハレルソンが豪華共演、人類初の月面着陸に関するある“ウワサ”から生まれた映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』よりファイナル予告が公開された。「アポロ計画」の成功を信じて奮闘するNASAと、人類初の“月面着陸”をPRした上に、計画失敗を想定してフェイク映像撮影を画策する政府関係者たち。それぞれの想いをのせて、アポロ11号発射のカウントダウンが始まる……。

ファイナル予告の映像は「アポロ11号へ成功を祈る」という声と共に、発射を待つアポロ11号の姿をとらえる。計画を率いるのは実直なNASAの発射責任者コール(チャニング・テイタム)だ。「この国家プロジェクトでアメリカ人を月に立たせる。人類初の偉業だ」。アポロ計画を成功に導こうとするコールの声がNASA職員たちの心を奮い立たせ、重大ミッションに向かう宇宙飛行士3名に盛大な拍手が送られる。

そんな光景を「ビートルズより有名になる」と見守るのはPRマーケティングのスペシャリスト、ケリー(スカーレット・ヨハンソン)。人類初の偉業達成に向けて発射を待つアポロ11号。カウントダウンが続く中、政府関係者のモー(ウディ・ハレルソン)は「世界中が注目している。極秘で準備を進めてくれ。“もう一つ”の月面着陸を」とケリーに極秘ミッションを発令する。「フェイク映像を作る?」とケリーは耳を疑うが、モーは「失敗は許されない。アメリカの威信がかかっている」と言い切る。

1969年当時、宇宙開発競争は熾烈を極めていた。第二次世界大戦後、米ソは冷戦時代を迎え、1955年にベトナム戦争が勃発。二大国の代理戦争だと称されるほど両国の関係性は悪化していた。そんな中、宇宙技術の開発で技術力の優位性を示すために、米ソ間の宇宙開発競争が更に加速していった。1961年にはソ連のガガーリンが世界初の有人宇宙飛行に成功。後塵を拝したアメリカは「アポロ計画」を推進し、世界の覇権を懸けて人類初の“月面着陸”成功を目指していたのだ。

「フェイクなんてやめろ!今までの努力がすべて水の泡だ」と反対するコールの声と同時に、過去の発射失敗の衝撃シーンやNASAに作られた月面のセット、船内に乗り込む飛行士たちの映像が“連射”されていく。「上からの命令は絶対だ。月への競争だけじゃない。世界の覇権をかけた争いだ」と威嚇するモー。計画成功に向けて一丸となったNASAの職員、フェイク映像を依頼されたPRのプロ、そして政府関係者。それぞれの想いが交錯し、全世界が注目する中、遂にアポロ11号が発射の時を迎える。

全世界が目撃したアポロ11号の月面着陸は果たして、リアルか、フェイクか──。映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』は2024年7月19日(金)より全国の映画館で公開。

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