先日、成田国際空港に到着したところを目撃されたカニエ・ウェストとビアンカ・センソリ。露出度は低かったものの奇抜な服を着た2人が空港内を歩く姿をカメラがキャッチしていた。2人はこの姿で前の滞在地であるフィレンツェから移動したと報じられていたが、なんと一般人に混じってエコノミー席に乗っていたことが明らかになった。同じフライトの乗客がSNSに動画を投稿している。

動画は数秒の短いものだが、カニエとビアンカが狭いシートに座っているところをキャッチ。カニエはバスローブ姿で眠っている。アイボリーのマキシドレスのビアンカはスマホを見ているよう。2人とも最前列なので足は伸ばせているが、ビジネスシートではないのは明らか。

撮影した人物は「トイレから出てきたときにカニエを見るとは思わなかった」と書き添えている。フォロワーからは「この服装でエコノミー。さすがアイコンだね」と皮肉っぽいコメントが寄せられている。

2022年10月にユダヤ人に対する差別発言を連発し、メジャーブランドとの契約を打ち切られたカニエ。それが引き金になり、経済的な問題を抱えているのではないかという噂はしばらく前からちらほら出ていた。彼は現在ウェストハリウッドにある家賃月額2万ドル(約310万円)、寝室2部屋のアパートメントに住んでいる。カラバサスにある220万ドル(約3.5億円)の広大な牧場は現在ボロボロな状態で、住むことはできないという。新聞「ニューヨークポスト」が伝えている。

また昨年12月にはマリブに所有している安藤忠雄設計の邸宅を5,300万ドル(約83.2億円)で売りに出したことも発覚した。新聞「ニューヨークポスト」など複数のマスコミが伝えている。報道によるとカニエはこの家を2021年に5,730万ドル(約90億円)で購入、大規模なリノベーションをしようとしたが今も未完成。壁は剥き出しで水道や電気などの設備もなく、住める状態ではない。ビーチフロントなのも裏目に出て、家は海風で荒れ果てているという。当然買い手はつかず、4月には3,900万ドル(約61.2億円)まで値下げされた。エンタメサイト「ロブレポート」が伝えている。売りに出した時点ですでに赤字だったのだが、さらに損がかさんでいる。

新聞「ニューヨークポスト」によると現在カニエは複数の訴訟を抱えていて、裁判費用も増え続けている。最近も元アシスタントのローレン・ピショッタから性的嫌がらせや賃金の未払いで訴えられたばかり。ピショッタによるとカニエは彼女に不適切なメッセージや動画を度々送りつけ、彼女との電話中に自慰行為をすることもあった。今週も新たな事実が発覚、ピショッタが「カニエから『バイアグラを飲んで、Aリストセレブと3時間セックスしたことがある』というテキストが送られてきた」と主張していることも明らかになった。カニエは彼女の申し立てを全面に否定。「根拠がない脅迫だ」と主張している。経済的な苦境が噂される中、これからどう闘っていくのか注目が集まっている。