スポニチ

写真拡大

 音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)が13日、自身のX(旧ツイッター)を更新。人気3人組ロックバンド「Mrs.GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」の新曲「コロンブス」のMV(ミュージックビデオ)の内容に「理解に欠ける表現があった」として公開停止となった問題に言及した。

 「コロンブス」のMVでは、ボーカル・大森元貴が大航海時代の探検家クリストファー・コロンブスに、若井滉斗がナポレオンに、藤澤涼架がベートーヴェンに扮し、「もしも生きた時代の異なる偉人たちが一緒に旅をしたら?」「道中で500万年以上もの時を越えて出くわした類人猿たちとのホーム・パーティー」という、想像の物語を描いた。「コカ・コーラ」Coke STUDIOキャンペーンソングに起用されていた。

 MVの中では、猿の着ぐるみを着た出演者にピアノを教えるなど“文明を学ばせる”ようなシーンが描かれた。また、猿の着ぐるみを着た出演者に人力車を引かせる様子も描かれ、物議を醸した。

 これらの声を受け、レコード会社「ユニバーサル ミュージック合同会社」は「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました。当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、公開停止を発表した。

 松尾氏は「Mrs. GREEN APPLE 『コロンブス』ミュージックビデオ公開停止に関して」と題した公式サイトの発表を引用。

 続けて「公開停止がMVだけだとしたら、本質的ではない気がします。声明の“皆様”は具体的には誰なのか。あえて曖昧な表現にとどめたのか」と問題点を指摘した。