太田基裕×牧島輝、山崎大輝×小野塚勇人が二つの魂の物語を紡ぐ　ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』の上演が決定

2024年6月3日 11時0分

2024年11月5日（火）～11月15日（金）よみうり大手町ホール（ツアー公演あり）にて、ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が上演されることが決定した。

音楽・作詞ニール・バートラムと脚本ブライアン・ヒルにより、2009年にブロードウェイで初演され、オン・ブロードウェイでは珍しい、とても小規模な作品にもかかわらず、ドラマ・デスク・アワードでミュージカル部門作品賞を含む4つの賞にノミネートされたミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』。その後、10年に韓国で上演され、『スリル・ミー』同様に大ヒットとなり、幾度も再演を重ね、韓国ミュージカルの定番作品となった。『ジキル＆ハイド』や『スウィーニー・トッド』等を上演するOD Musical Companyのプロデュースにより、11年に映画化、23年には3年ぶりに再演され、現在も変わらずたくさんのファンに愛される作品となっている。

日本では19年に田代万里生×平方元基ペアで初演を上演し、2役を交互に演じる相互上演が話題を呼び、21年には初演の2人に太田基裕×牧島輝ペアが加わり、2ペアで再演して好評を博した。

そして、満を持して24年11月に再々演が決定した。演出は初演・再演に引き続き、文学座の演出家として活動する高橋正徳が手掛ける。出演には、2021年公演で瑞々しい演技で感動を届けた太田基裕×牧島輝ペアが続投し、さらに今回新ペアとして山崎大輝×小野塚勇人ペアが誕生し、新たな光を生み出す。

『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』故郷を同じくする2人の男、アルヴィンとトーマスが紡ぎ出す友情の物語であると同時に、お互いの人生を永遠に変えた二つの魂の物語。
人気短編小説家のトーマス（牧島輝／小野塚勇人）は、幼なじみのアルヴィン（太田基裕／山崎大輝）の突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へと帰って来る。葬儀が始まるというのに、アルヴィンへ手向ける言葉が思い浮かばないトーマスの目の前に、死んだはずのアルヴィンが突然現れ、トーマスを自らの心の奥深くへと導いていく。そこには延々と続く本棚があり、トーマスの思い出と2人の人生の“真実の物語”を記した数々の原稿や本が存在していた。アルヴィンは、その中から弔辞に相応しい2人の物語を選び、トーマスの手助けを始める。トーマスはそれを拒み、助けを借りずに弔辞を書くと言い張るが、アルヴィンは気にもとめず、次々と物語を選び、語っていく。いくつもの物語が語られるにつれ、2人の間に存在した数々の埋もれてしまっていた小さな結びつきが明らかになっていく。
この2人の過去をさかのぼる旅を彩るのは、メロディアスで美しくきらめくニール・バートラムの音楽だ。110分間という凝縮された時間の中で、追憶の奥底にある2人の真実と友情を描き出していく。