解散は?戦いの構図は? 迫る次期衆院選について記者解説【徳島】
(小玉晋平アナウンサー)
「ここからは選挙取材を担当している小喜多記者に聞きます。
小喜多さん、解散総選挙もささやかれる中各党、動きが出てきましたね。
ズバリ、解散はいつなんでしょうか」
(小喜多雅明記者)
「タイミングとしては、3つ考えられます。
まず1つ目がいま開かれている国会の会期末、
この場合、6月21日に解散し、7月9日公示、7月21日投開票となります。
2つ目が、9月の自民党総裁選が行われたあとです。
さらには、来年10月の任期満了まで解散しないのではないかとの見方もあります」
「さきほど会見の様子ご覧いただきましたが、
高橋永氏が徳島1区から立憲民主党公認で立候補を決めたことで、
戦いの構図がある程度見えてきました。豊成さんから」
(豊成春子アナウンサー)
「現在、徳島1区に立候補を表明しているのは、ご覧の方々です。
自民党現職の仁木博文氏、日本維新の会で四国比例選出の現職吉田知代氏、
共産党新人の久保孝之氏、そして立憲民主党新人の高橋永氏の4人です」
(小玉晋平アナウンサー)
「小喜多さん、すでに各候補動きはあるんでしょうか」
(小喜多雅明記者)
「まず自民党現職の仁木博文氏は、今年3月に自民党の区支部の設立大会を行いました。
自民党に鞍替えして初めての選挙ですが、政治資金問題で自民党への逆風が吹く中、
かなりの危機感を持っています」
(小玉晋平アナウンサー)
「前回は野党という立場でしたからね」
(小喜多雅明記者)
「今回は自民党の支持者をどうまとめきれるかが鍵となります。
続いて日本維新の会の吉田知代氏。
前回は選挙区では敗れたものの、比例での復活を果たしました」
(小玉晋平アナウンサー)
「あの時は維新への追い風もありました」
(小喜多雅明記者)
「今回は政治資金問題で揺れる自民党への批判票を、
いかに取り込み票の上積みができるかが鍵となります。
そして、共産党新人の久保孝之氏。
前回は2区からの立候補でしたが、今回は1区からの立候補を目指します」
(小玉晋平アナウンサー)
「久保案の訴えは?」
(小喜多雅明記者)
「自民党の政治資金問題を痛烈に批判し、
岸田政権の退陣を求め、野党と市民との共闘を呼び掛けています」
「最後に、立憲民主党からの立候補を表明した、新人の高橋永氏です。
高橋氏は立候補表明以来、市民団体との対話を重ねています」
(小玉晋平アナウンサー)
「高橋氏の戦いはどんなところがカギになりますか」
(小喜多雅明記者)
「はい。自民党に鞍替えした仁木博文氏への批判票をいかに取り込むかがポイントでしょう。」
(小玉晋平アナウンサー)
「他に立候補を目指す動きはありますか?」
(小喜多雅明記者)
「一部に政治経験のある人が立候補を模索しているとの情報はありますが、
具体的な動きにはなっていません」
(小玉晋平アナウンサー)
「徳島2区はどうでしょう、豊成さん?」
(豊成春子アナウンサー)
「これまでのところ、立候補に向けた動きをしているのは
自民党現職の山口俊一氏と、共産党新人の濱共生氏、日本維新の会新人の祝聡氏の3人です。」
(小玉晋平アナウンサー)
「小喜多さん、2区の動きはどうですか。」
(小喜多雅明記者)
「2区は、今ご紹介した3人のほかに、元参議院議員や現職県議の名前も挙がっていますが、
まだ具体的な動きにはなっていません。
いずれにせよ内閣支持率が低迷する中、予期せことが起きる可能性もあり、
水面下で様々な準備が急ピッチで進められている状況です。」
(小玉晋平アナウンサー)
「小喜多記者でした」