PCの操作をすべて録画&文字起こしして過去の操作を丸ごと検索可能にするアプリ「Windrecorder」
PCを使っていると、過去の操作内容やブラウザで閲覧していた情報を思い出したくなるタイミングが頻繁に発生します。そんな時に役立ちそうなPC操作記録アプリ「Windrecorder」がオープンソースで開発されています。
GitHub - yuka-friends/Windrecorder: Windrecorder is a memory search app by records everything on your screen in small size, to let you rewind what you have seen, query through OCR text or image description, and get activity statistics.
I made an open source app to rewind & search everything happened on your screen (on Windows)
https://tonoko.notion.site/184d1a9d5edb494dba0c2f46d311ec5c
Windowsにはデフォルトでファイル検索機能が搭載されているほか、テキストファイルやドキュメントファイルなどの中身まで検索できるアプリも存在します。しかし、それらのアプリでは「ウェブブラウザで閲覧したページの内容」「再生したムービー内に含まれていた字幕」などを検索することはできません。
Windrecorderは「PCでの操作をすべて録画し、録画データに含まれるすべてのテキストを書き起こしてデータベース化する」という仕組みのPC操作記録アプリで、既存の検索アプリでは不可能だった検索操作が可能。これにより、「ウェブページの内容を数単語だけ覚えているけど、ページのタイトルを忘れてしまった」とか「ムービー中の字幕に一部だけ覚えているけど、元のムービーを思い出せない」といった状況で目的のウェブページやムービーを見つけることができます。なお、Windrecorderは同様の機能を持つmacOS向けアプリ「Rewind」や、「記憶をすべて録画再生できる」という設定のドラマから着想を得て開発されたそうです。
Windrecorderの操作画面はこんな感じ。画面の録画や書き起こし、データベース化などの処理はすべてローカルで実行され、データが外部に送信されることはありません。
録画データのファイルサイズは1時間あたり2〜100MBで、画面の表示内容や変更頻度などによって容量が大きく変化するとのこと。1カ月ごとの録画データは約10GB〜20GBで、書き起こしデータを含むデータベースのサイズは1カ月当たり約160MBです。また、記事作成では書き起こしシステムに「Windows.Media.Ocr.Cli」を利用しており、今後書き起こしシステムを変更して書き起こし精度を向上させる可能性があるとのことです。
Windrecorderはオープンソースで開発されており、ライセンスはGPL v2.0を採用しています。Windrecorderのソースコードは以下のリンク先で確認できます。
GitHub - yuka-friends/Windrecorder: Windrecorder is a memory search app by records everything on your screen in small size, to let you rewind what you have seen, query through OCR text or image description, and get activity statistics.
https://github.com/yuka-friends/Windrecorder