アヒルの首を食べてみる! 業スーの珍食材『麻辣鴨脖(マーラーヤーボー)』はおそれずに試したいカラシビ弾力食感グルメ
業務スーパーの輸入食材、けっこう珍しい商品が多いですよね。今度は『麻辣鴨脖(マーラーヤーボー) 旨辛味付け合鴨のネック』なる新作が追加されていました。
アヒルの首肉を味付けして冷凍したもの。見た目はちょっと不気味ながら、鶏せせりに似た弾力食感と香ばしいピリ辛感で、酒呑み的にはたまらない珍味系のおいしさなんです。
『旨辛味付け合鴨のネック』の価格・内容量は?
『麻辣鴨脖(マーラーヤーボー) 旨辛味付け合鴨のネック』は537円(税込、税抜498円)で販売中。内容量は180g。原産国は中国、輸入・販売は神戸物産。
鴨脖(ヤーボー)はアヒルの首
実に聞き慣れない「鴨脖(ヤーボー)」という響き。実はこれ “アヒルの首肉” のこと。え? 食えんの!?って感じですけど(無知ゆえに)、中国料理ではメジャーな食材なんだそうです。mitok編集部界隈だとアメ横センタービルで見かけるような食材。いやぁ、食文化って広大ですねぇ。
ちなみに業スーには姉妹品として『麻辣鴨翅(マーラーヤーチー) 旨辛味付け合鴨の手羽』(180g・451円)も販売されています。鴨翅はアヒルの手羽先のことだそうです。希少部位である首肉を使用している本品のほうがお値段は高めですね。
レンチン調理でOK
凍ったままの本品を袋から耐熱容器に移したら、ラップをかけて電子レンジ(500W)で3分30秒ほど加熱しましょう。
袋のまま沸騰したお湯に入れて約15分温めてもOK。仕上がりは大差ないので、手軽なレンチン調理のほうがおすすめです。
引き締まった肉でジワジワと甘辛な旨み……!
細長いアヒルの首肉を短くカットして、醤油ベースで煮込んであります。
中国や台湾で食べられているという煮込み料理、滷味(ルーウェイ)に近い商品です。日本だと上野のアメ横で見かける程度の珍しい料理ですね。
恐る恐る一口かじると……ホロッとほぐれる柔らかさのあとに、ちょっと硬めの弾力感がある歯ざわり。噛めば噛むほど旨みがじんわり増してくる、引き締まった肉質です。
そこに花椒のシビレ感が続き、八角や桂皮といった華やかなスパイス類が元気に立ってくる感じ。唐辛子の辛さはおとなしめ。素材の旨みと香り重視の甘辛テイストとなっています。
可食部がちょっと少ないかも
欠点は可食部の少なさ。真ん中に太い骨が通っており、その周囲の肉をかじり取るように食べることになります。ご飯おかずにはしづらいボリューム。味付けに個性があるので、アレンジも加えづらいですね。
とはいえ、日本人受けするタイプの程よいカラシビ感は魅力的。意外と親しみやすいおいしさです。見た目に抵抗感さえなければ、ビールと一緒にチビチビつまむのにぴったりの一品ですよ。
カロリーは?
『麻辣鸭脖 旨辛味付け合鴨のネック』は100gあたり162kcal(炭水化物 12.4g、食塩相当量 4.0g)。総容量(180g)だと約292kcal。塩分にだけ注意すれば問題ない数値ですね。