【装蹄師・西内荘コラム】装蹄師の海外遠征は現地慣れが必要

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 今週はドバイワールドカップデーに大阪杯と忙しくあってほしい週なんですが、、何とどちらにも担当馬の出走がありません。ドバイは第二回目から5年前頃まで毎年恒例のように行っていたのに、コロナをきっかけに自粛してたのが解禁の昨年、今年と担当馬の出走が無く平穏な週になってしまいました。

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「俺が装蹄の法律だから」という現地装蹄師も

 装蹄師が海外遠征に行く利点を得るには、場所の特徴や現地の装蹄師とのコミュニケーションが大事で現地慣れも必要です。ドバイにはいろんな国から依頼されて来た装蹄師がドバイ中の馬の装蹄をしていて、ワールドカップデーで履かせる蹄鉄の種類も規定はあるけど、依頼されてる装蹄師の中には俺が装蹄の法律だから俺がOKだせば大丈夫だなんて言う装蹄師もいるくらい権限をもっているんで、やっかいだけど取り込めば使い道があります。毎年行ってれば
仲良くなれますからね。

 ちなみに26年前にドバイで仲良くなったアメリカ人のトッド装蹄師は東海岸では有名な装蹄師になっていて、遠征した日本馬の装蹄に携わったりもして以前私にとお土産をくれました。お互いいいお歳ですから大成した姿を見に久しぶりにケンタッキーにも行ってみたいものです。

 今週は2場開催もあってか担当出走馬が近年でいちばん少なく推奨馬が少なくてすいません。上昇度が高いと感じたのは中山10Rヘニータイフーンで昇級戦ですが前走も強い内容で1戦毎に力をつけている感触です。

●3月30日(土)
阪神
12R スマートビクター

●3月31日(日)
阪神
7R ベンダバリラビア
9R オウバウトウリ
10R チュウワノキセキ
12R グットディール

 以上が装蹄から感じた好感触馬です。