勝敗を左右する偉大な「ゲーミングヘッドセット」6選【最新ヒット商品&流行モノ頂上決戦】
【最新ヒット商品&流行モノ頂上決戦】
プレイ中の判断材料は、映像だけではない。刻々と変化するBGMやSE(効果音)、さらにマルチプレイでのボイスチャットに耳を澄ますことも重要だ。ここでは快適かつ有利なプレイを実現するヘッドセットを紹介しよう。
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ゲーミングヘッドセットには膨大な選択肢がある。まずはその相場について、2〜3万円台で展開されているハイエンドモデル、1万円未満で届く廉価帯モデル、そしてその中間を埋めるミッドレンジを分けて眺めてみるのが良いだろう。
特殊な性能や体験を期待する場合には、まずハイエンドモデルを検討すべきだ。たとえばソニーの「INZONE H9」はワイヤレスで利用でき、ANC(アクティブノイズキャンセリング)や、空間オーディオにも対応する。バッテリー持ちも公称値で約32時間あり、ワイヤレスでも長時間プレイに対する不安はない。
また、長時間のプレイになる頻度が高いならば、Razerの「Black Shark V2 HyperSpeed」のように最長70時間使用できるような高スタミナモデルも忘れずにチェックしておこう。
一方、廉価帯のヘッドセットにもユニークな製品は多い。特に、ワイヤレス接続にこだわらなければ、コストパフォーマンスの高い製品も目に留まる。例えば、エレコムが昨年11月に発売した「LEDハウジングゲーミングヘッドセット」は、ハウジング(イヤーカップ)部分にRGB LEDライトが備わっており、有線接続で給電しながらゲーミングデバイスらしいデザインを満喫できる。
それでいてドライバーは50mmの大口径を採用しており、音の臨場感が大きく欠けるということもない。また最近のトピックとしては、ゲーミングブランドとしても定番のMSIが初めてワイヤレスのヘッドセットを発売したことや、手頃な価格帯として米国イヤホン市場で存在感を発揮する「JLab」の有線ゲーミングヘッドセットが発売されたことなどを押さえておきたい。
ITライター/井上晃さん
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなどを取材。Webメディアや雑誌に、記事を寄稿する。X:@kira_e_noway
<BEST BUY>
1. ANCも使える最上位モデル
ソニー
「ゲーミングヘッドセット『INZONE H9』」(実勢価格:3万6300円前後)
USBドングルを介した遅延の少ない2.4GHz帯接続をしながら、Bluetoothでスマホの同時接続も可能。最大32時間の連続使用ができるスタミナも◎です。音質と使い勝手の良さを兼ね備えていて、ゲームに没入するのに最適
22年7月に発売された「INZONE」シリーズのゲーミングヘッドセットにおける最上位モデルで、23年10月には新色のブラックも追加された。ゲーム向けに最適化した「360立体音響」技術をサポートするほか、ノイズキャンセリング機能も備える。
▲PS5やPCとは2.4GHz帯で接続する仕組み。ハウジング上のリングLEDランプで、接続ステータスを確認できる
▲ハウジング上にあるダクト部分が低音域を最適化。爆発音などをより迫力を伴わせて臨場感を高めるという仕組みだ
<NEXT HIT>
2. “日暮れ”を意味するコスパモデルの注目株
JLab Japan
「NIGHTFALL WIRED GAMING HEADSET」(6980円)
米国のワイヤレスイヤホン市場で評判のブランドが、有線ゲーミングヘッドセットを投入。新しい高コスパな選択肢として注目
有線ゲーミングヘッドセットで、低音を強調する50mmの大口径ドライバーを搭載。伸縮性のあるヘッドバンドはサイズを調整できるほか、裏返して見た目を切り替えることも。
▲回転式ブームマイクを採用しており、マイクを上げるだけでミュート操作に。ノイズを低減する機能にも対応
▲50mmの大口径ドライバーを搭載し、臨場感を伴ったサウンドを実現。空間オーディオもサポートする
<NEXT HIT>
3. 畳んで収納もできるMSI初の無線モデル
MSI
「IMMERSE GH50 WIRELESS」(実勢価格:1万7560円前後)
意外にも“ワイヤレス”なゲーミングヘッドセットはMSI初。ワイヤレス接続だけでなく、3.5mm端子を使った有線接続も利用可であったり、折りたたんで多少コンパクトに持ち運びできることなども見逃せません
1月に発売されたMSI初のワイヤレスゲーミングヘッドセット。50mmネオジムドライバーユニット採用のスピーカーや、ソフトウェアの「Nahimic」を使った特定サウンドの増幅・低減を設定できることが特徴だ。バッテリーは最長22時間動作し、長時間プレイも対応。
▲ヘッドセットには、音量調整ホイールやマイクミュートボタンを搭載。チェアに深く座っていても操作が容易だ
▲USBワイヤレストランスミッターを介した2.4GHz帯での接続をサポート。ゲーミングPC等と低遅延に接続できる
▲付属する無指向性マイクは着脱可能だ。ゲームプレイや動画視聴時など問わず、邪魔ならば取り外しておける
<BEST BUY>
4. RGBライトで気分を上げる
エレコム
「HS-G09SUWH LEDハウジング ゲーミングヘッドセット」(4980円)
一見するとデザイン重視な製品ですが、50mm口径のドライバーを搭載し、3Dサラウンドモードも備えるなど、コスパは良好です
23年11月発売の手頃な有線ゲーミングヘッドセット。白を基調にしたカラーリングと、ハウジングに搭載するRGBLEDが特徴的な製品だ。マイクにはフレキシブルアームを採用。
▲耳当てのクッションまでしっかりホワイト。形状は耳を覆うアラウンドイヤー型で、適度な遮音性を備える
▲ハウジング全体がRGB LEDで発光する。機器との接続にはUSB Type-Aを使用し、これがライトの給電も兼ねる
<BEST BUY>
5. スタミナも優れた軽量ヘッドホン
Razer
「BlackShark V2 HyperSpeed」(2万2000円)
280gの比較的軽量なデザインを採用するほか、フル充電で最大70時間使え、有線接続もサポート。長時間プレイに適した一台です(井上さん)
23年10月に発売されたワイヤレスヘッドセットで2.4GHz接続が可能。50mmドライバーにはチタンコートの振動板を採用。左のハウジングに音量調整ダイヤルやボタン類を備える。
▲マイクは幅広い周波数帯をカバーし、音声を細部まで捉える。マイク部は折り曲げ可能で、角度を柔軟に調整できる。着脱はできない
<BEST BUY>
6. ゲーミング向けのネックスピーカー
パナソニック
「ゲーミング ネックスピーカー SC-GNW10」(実勢価格:3万6300円)
ヘッドホンとは違って耳を覆うことなく利用できるのが最大のメリット。プレイ中に耳が痛くなりがちな人は検討したい製品です
23年11月に発売されたワイヤレスで利用できるゲーミングネックスピーカー。計4基のスピーカーでサラウンドサウンドを実現する。バッテリー持続時間はVol8で約9時間。
▲Windowsアプリ「SOUNDS LAYER Engine」から、プレイヤーの好みに合わせたイコライザー設定が可能だ
▲Windowsアプリ「SOUNDSLAYER Engine」から、プレイヤーの好みに合わせたイコライザー設定が可能だ
※2024年3月6日発売「GoodsPress」4月号34-35ページの記事をもとに構成しています<文/井上晃>
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