【NARグランプリ】笹川翼騎手が最優秀賞金収得騎手賞…「馬に乗るのが上手くなりたい」
2月22日、地方競馬全国協会は地方競馬で活躍した競走馬や厩舎関係者を表彰する「NARグランプリ2023」を、都内ホテルで開催。2年連続年度代表馬に選ばれたイグナイター(牡6・兵庫・新子雅司)を始め、南関無敗の三冠馬となったミックファイア(牡4・大井・渡邉和雄)など、各部門に選出された関係者の表彰式が行われた。最優秀賞金収得騎手賞を獲得した笹川翼騎手のコメントは以下のとおり。
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イグナイターとドバイで挑戦笹川翼騎手コメント
「素直に嬉しい気持ちが1番です。日頃から頑張ってくれた馬や、関係者に感謝したいと思います。(314勝をマーク)数字に追われていた年だったかなと思いますが、怪我なく最後まで乗り続けれたのは自分でも凄いなと思いますし、たくさん勝たせていただいたのも、負けた馬もいるからこそですので、そういう馬たちにも感謝したいです。南関東リーディングは本当に意識しはじめたのは夏くらいから、周りの人が今年は行けるんじゃないのと言ってくれることが多くて、その中で意識しました。賞金は後からついてくるものなので、イグナイターで大きいところを2つ勝てたのが大きいです。(JBCスプリントを振り返って)地元でJBCがあって勝つのは中々出来ないので、勝った瞬間は夢を見ているような感じでした。馬や人に恵まれて、自分の実力以上に出しきれた運もあったのかなと思います。勝ち切れたのは自信になりました。(カタール遠征について)自分の騎乗技術に満足できていないところがあって、勉強しに行くためにカタールへ行かせていただいたんですが、世界はまだまだ広くて、もっと同い年でも自分より上手い人がたくさんいて、たまたまトップジョッキーも集まっていたのでレースの質も高かったのですが、そういった中で乗らせていただいて、自分はまだまだだなと思ったのが1番の収穫でした。カタールに行って0から始まったので、厩舎関係者の皆様に誰かわからない人に声をかけていくことがスタートだったんですが、そういう気持ちを今後忘れてはいけないですし、こっちで毎日乗せていただけるのは本当に幸せなことなので、そういうことを感じられたのがカタールに行って良かったです。(目標は?)目標はあまりないのですが、馬に乗るのが上手くなりたい、競馬に乗るのが上手くなりたいのが1番です。まだまだチャレンジする心は忘れたくないです。今年はイグナイターがドバイに行くので、そういうチャレンジもありますので、ドバイだけではなく、他の国も含めてチャレンジする年にしたい。(ドバイでの騎乗は)本当に楽しみです」