約4400万円をだまし取った疑い 台湾在住の男逮捕 広島
広島市の自動車販売会社から約4400万円をだまし取った疑いで台湾に住む67歳の男が逮捕されました。
台湾・台北市の無職の男(67)は、2008年2月から翌年4月までの間「中国で禁止されている中古車の輸入が間もなく解禁されるという情報がある」などと嘘を言って、広島市安佐南区の自動車販売会社から45万ドル、当時のレートで約4400万円をだまし取った疑いが持たれています。
当時、男は中国を中心にアジア地域の貿易事業を行うコンサルティング会社を経営していました。
警察は2012年、被害を受けた自動車販売会社から告訴の相談を受け捜査していました。
詐欺罪の時効は7年ですが、男が国外へ渡航していたため、時効は停止していました。
男が入国するという情報が入り、14日、広島空港で逮捕したということです。
男は「すべてのことについて否認します」と供述しています。
警察が動機や事件のいきさつを調べています。