【西武】金子功児選手インタビュー 目標は栗山巧選手「チャンスに強い勝負強いバッターなので、見習いたいし目標にするべき存在」
1月26日放送のライオンズエクスプレスでは、埼玉武蔵ヒートベアーズから育成ドラフト4位でライオンズに入団した金子功児(かねこ こうじ)選手にインタビューした模様を放送した。高校時代の話、意識が変わったと話す2023年シーズンについて、そして目標とする選手について訊いた。
――光明相模原高校3年生の時、夏の県大会直前に右足の親指を骨折したが試合に出場した?
金子「(大会の)何週間か前に骨折してしまって、頑張って治して出場しました。固定して痛み止めを飲んでですね」
――慶應義塾高校に敗れはしましたが、金子選手は3安打を放った?
金子「相手が慶應だからなんとか全力で出場しようと思えて、プレーができました」
――相手が強いからこそモチベーションが高まった?
金子「そうですね」
――埼玉武蔵ヒートベアーズに入団して2年目(65試合出場、打率.265、本塁打4、打点28、8盗塁)、1年目(56試合出場、打率.210、本塁打0、打点15、盗塁3)と比べて成績が上がっている理由は?
金子「1年目は本当に何もできなかった。本気にならないといけないと思って、オフシーズンに練習に取り組んで身体を鍛えた。その結果が良かったので、そこから自分なりに頑張る意識が芽生えたと感じています」
――ルートインBCリーグ選抜として出場した6月14日の日本ハム戦では畔柳亨丞投手からホームランを放ちましたが、狙っていた?
金子「狙っていないです。代表戦はとにかく力強くスイングして、結果よりも自分らしくプレーをすることを意識していた。そうしていたら勝手に飛んでくれました」
――相手がNPBの選手であることでモチベーションが上がった?
金子「一番行きたいところの選手と勝負しているので、その人たちに負けていてはNPBに行っても負けっぱなしになってしまう。勝ってやるぞという気持ちでやっていました」
――2023年9月2日に実施されたライオンズの入団テストでは大きなホームランを放ちましたが、狙っていた?
金子「狙っていないです(笑)。思いっきり振った結果、たまたま入ってくれた感じです」
――大舞台に強いのかもしれませんね?
金子「(大舞台でも)楽しめるのは、自分の強みかなと思います。緊張はするんですけど、自分の実力に自信を持って、あとはやるだけ。そのような場面では後先考えないので、思い切りがいいのかもしれないです」
――秋元宏作ファーム・育成ディレクターは「プレーに華があるし、センスを感じる」と評されていますが?
金子「嬉しいですね。努力しようとしてもできない部分なので、そこを認められたのは嬉しいです」
――目標としている選手は?
金子「栗山巧選手です。スカウトの方にもバッティングのタイプが似ていると言われている。自分の目標もホームランを打つバッターよりもチャンスに強い、勝負強いバッターなので、見習いたいし目標にするべき存在だなと思います」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー