共同通信の記事によると、昨年12月、アメリカ・ユタ州でATMやパトカーに「生魚」が貼り付けられる事件がありました。警察に逮捕されたのは、17歳の高校生でした。同州では十数件の同様のケースがある一方、驚くことに日本国内でも被害が確認されていました。1月26日放送のCBCラジオ『戸井康成の金曜スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴がこの怪事件について語り合います。

ATMやパトカーに「生魚」

昨年12月、アメリカのユタ州ソルトレイクシティでATMやパトカーに「生の魚」が貼り付けられる事件があり、器物損壊の疑いで17歳の少年が警察に逮捕されたそうです。
この少年は「生魚」を貼り付けた動画や画像を自身のSNSに投稿しており、3万件の「いいね」を集めていました。

イタズラ目的で生魚を貼り付けていたようですが、清掃費用が無視できなくなったため、事件になったようです。
ユタ州で十数件の同様のケースがあるようですが、驚くことに日本国内でも被害が確認されているそうです。

戸井「アメリカの事件だと、画面などにガムテープでそのまま貼り付けていたみたいですけど。パトカーにも貼り付けていたんでしょ?」

小林「そう。2匹くらい」

戸井「この人の武器は魚しかないの?」

小林「魚とガムテープですね」

多発するSNS絡みのイタズラ

被害に遭った実際の写真を見ると、銀行のATMの上で生魚がタバコをくわえているシュールな様子が映されています。

捕まった17歳の高校生は、昨年8月頃から投稿を始めたようで、fish_bandit84(フィッシュバンディット)というアカウントで、インスタグラムに生魚を貼り付けた画像や動画を投稿し、3万件もの「いいね」を集めていたそうです。

ちなみに「バンディット」には、「強盗・盗賊」という意味があるようです。

戸井「まさに魚悪党」

日本でも昨年、回転寿司店での迷惑行為が話題になりました。
悪目立ちしてSNSでアクセスを稼ごうとする迷惑行為が後を絶たないのは、どの国でも同じようです。

狙いはフィッシング詐欺防止?

「単なるいたずらだった」と逮捕された少年は話しているようですが、今回の場合、どうして魚だったのでしょうか?

魚がわざわざATMやパトカーに貼り付けられていたことから、「フィッシング詐欺」にかけていたのではないか、との声もあるようです。

また、この少年は日本にも来ていたようで、国内でも品川駅で同様の被害が確認されていました。
日本国内にまで手が及んでいた生魚事件。

戸井「なんのタイミングかわからんけども…日本のATMにも貼り付けていたみたい。これ目的で来日したわけではないだろうけど」

「魚心あれば水心」「水清ければ魚棲まず」と魚にまつわることわざを連発して話を締める戸井でした。
(nachtm)
 

戸井康成の金曜スクラッパー
2024年01月26日20時53分〜抜粋(Radikoタイムフリー)