松本人志さん(2016年撮影)

写真拡大

お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんの性的スキャンダル報道を巡り、フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんが2024年1月15日、報道後の松本さんのX(旧ツイッター)投稿について「全部裏目にはまった」などと、YouTubeチャンネルで見解を述べた。

松本さんを巡っては、23年12月27日発売の週刊文春で、飲み会で女性に性的な行為を迫っていたなどと報じられている。

週刊文春の報道後、松本さんが所属する吉本興業は23年12月27日、「当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するもの」などと記事の内容を否定。24年1月8日には、松本さん自身から「様々な記事と対峙して、裁判に注力したい旨の申し入れ」があったとして、当面の間活動を休止すると発表している。

「言い訳がましく『ワイドナショー出まーす』とか言ってきた」

松本さんは24年1月5日、週刊女性PRIMEの記事で紹介されたLINEの画像を引用し「とうとう出たね。。。」とXに投稿したほか、8日には「事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす」とコメント。9日には「ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さん(いないかもしれんが)へのご挨拶のため。顔見せ程度ですよ」とつづっていた。

古舘さんは24年1月15日、「松本人志さんの『性加害疑惑』を通して古舘が感じたこと。」と題した動画をYouTubeに投稿し、松本さんのX投稿に関する持論を語った。

松本さんのX投稿について、古舘さんは「松本人志さんが孤独な佇まいでLINEにリアクションしましたよね、一言一言一言。これ全部裏目にはまったと思うんですよ」と見解を示した。

松本さんの今までのイメージについて「絶妙な笑いのイメージで、一言一言決めてきた」と説明する古舘さんは、「普通の人が出てきて、言い訳がましく『ワイドナショー出まーす』とか言ってきたんだと思うんですよ」と続けた。

時代の流れとともに「イメージというものの引き連れてる概念が、大きく変わってしまった」とし、「裏側のプライバシーの部分とか、プライベートで『もしかしたらこんなことやってたかもしれない』っていう、表も裏も含めてイメージっていう言葉を捉えるようになった時代が到来してる」と持論を展開した。

古舘さんは「言葉の特性のひとつとして、発した人よりもその言葉を受け取る側が全てなんだ。受け取る側の判断が全てなんだっていう宿命が言葉にはあると思います」と語っていた。