資料:山口県警

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警察官を名乗るうそ電話詐欺で周南市に住む高齢女性がキャッシュカード4枚をだまし取られる被害に遭いました。

キャッシュカードからは少なくともおよそ1300万円が引き出されています。

被害に遭ったのは周南市に住む80代の女性です。

周南警察署によりますと先月28日、女性の家に「県警のキムラ」を名乗る男から「あなたのカードが不正に利用されている」「再発行するので銀行名、口座番号、暗証番号を教えてください」などと電話があり、女性は男に銀行名などを教えたということです。

その後男から「キャッシュカードは郵便ポストなどに入れてもらえれば後で受け取りに向かいます」などと言われ、女性は自宅前の牛乳箱にキャッシュカード4枚を入れたところ、その日のうちに4枚とも持ち去られ、だまし取られたということです。

女性のキャッシュカードからは先月28日から今月9日までの間に少なくとも1324万円が引き出されています。

高額の引き出しがあったことから金融機関から女性に連絡があり、女性が9日、周南署に相談したことで被害が発覚しました。

警察では、キャッシュカードを預かるなどの電話があった場合はうそ電話詐欺を疑い、警察や家族に相談するよう呼びかけています。