福岡ソフトバンクホークスの和田毅
プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの和田毅(42)が、18日の都内で、社会貢献活動に取り組むアスリートを表彰する『HEROs AWARD 2023』に出席し、そこではアスリート部門を受賞した。

日本財団による「HEROs AWARD」は、7回目の開催。社会とつながり、社会の助けとなる活動にいそしむアスリートや団体をクローズアップ、讃え支えていく目的がある。

和田は、プロ3年目の2005年から開発途上国の子供たちに向けての支援、感染症対策のワクチンを寄付する活動が、今回評価された。支援したワクチンの合計は「これまで約73万本、金額にすると4,525万9,830円」と関係者から明かされた。

幼い頃から社会への貢献意識が強かったそうだ。自身が大人になったら何か社会に貢献できることがしたいという思い、そらがプロ野球選手になる目標が実現したのち、チームメイトの先輩・後輩たちが児童養護施設への訪問、車椅子の寄付など、それら活動に刺激を受けたといい、投球1球につきワクチン10本、勝利投手になれば20本、完投で30本、完封で40本。そのほかに、タイトル獲得や優勝の場合は、1万本のワクチン寄付を行ってきた。

球団に相談して始まったこの支援活動。自身で『僕のルール』と活動の名目も決めたという。今後のことも想像していて「僕が現役である限り、このルールで支援していきたいですし、この先、引退の変化があったならば、ボールを投げて寄付をするルールは使えなくなってしまいますが、また、新たなルールを作ります。継続することが大事だと思っているので、引退しても、また新しいルールを作っていければと思っております」とキッパリ告げていた。

アスリート部門においては、和田の他に、荒井“daze”善正(スノーボード)、伊藤華英(競泳)らも受賞。スポーツ団体部門は、プロ野球・北海道日本ハムファイターズ、企業部門では、アディダスジャパン社。アーティスト部門は、一青窈が受賞していた。

▼ 『HEROs AWARD 2023』アスリート部門を受賞した、和田毅





なお、授賞式の直前に行われたフォトコールには、稲葉篤紀加藤未唯、寺田明日香、小塚崇彦、清水希容、五郎丸歩清宮幸太郎池田信太郎羽根田卓也、小田凱人、工藤公康、中田英寿らアスリートたちが応じていた。

加藤未唯(テニス)


▼ 寺田明日香(陸上)


▼ 清水希容(空手)


清宮幸太郎(野球)


▼ 中田英寿(サッカー)


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