メープルの木に取り付けられたシロップ採取用のチューブ(2021年12月9日撮影、資料写真)。(c)Andrej Ivanov / AFP

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【AFP=時事】カナダ統計局が12日に公表した統計によると、今年の同国産メープルシロップの生産量は、東部の産地が暴風雨に見舞われたことや、寒暖差が大きかったのを受け、4740万リットルと前年比約40%減少した。

 最大の生産州ケベック(Quebec)州では、春に氷雨を伴う暴風雨に見舞われたのが響き、生産量は4280万リットルと、2018年以来最低となった。

 隣のオンタリオ(Ontario)州でも、南部では収穫期まで温暖天候が続いたが、北部では寒冷天候のため収穫が遅れ、生産量が落ち込んだ。

 ケベック州の生産者団体QMSPの報道担当者はAFPに対し、「(生産は)天候次第だ。気候変動によって不確実性が増している」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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