【リンゴの見分け方】蜜入り・甘い・濃厚なリンゴは…「いぼり」で決める!いぼりって何だ⁉選んでみた!

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11月5日は語呂合わせで「いいりんごの日」だそうです。今が旬のりんご。みなさんはおいしいりんごの見分け方をご存じですか?ウェザーニュースのYouTube動画では、甘いりんごを一目で見分けるポイントを解説していました。実際にこの動画を参考にりんごを選んでみたら、本当においしいりんごが選べたんですよ!さっそく紹介します♪

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りんごには「食物繊維」「ポリフェノール」「ビタミンC」「クエン酸」「リンゴ酸」などの栄養がたっぷり含まれています。習慣的にりんごを食べると健康にいいと言われていて、世界で愛され続ける果物の1つです。りんごに含まれる豊富な食物繊維には、整腸作用、コレステロールの吸収抑制効果が期待できるそうです。また、リンゴ酸やクエン酸は疲労回復を促進したり、ポリフェノールは抗酸化作用や脂肪低減作用、老化防止効果に。こんなに健康にいいものなら、さっそく食べてみたいですよね!でもどうせ食べるならおいしいりんごを選びたくありませんか?YouTube動画ではおいしいりんごの選び方が6つ紹介されていましたので解説していきますね。

【蜜入り・濃厚・甘い♡りんごの見分け方】
1.「いぼり」が入ったりんごを選ぶ
いぼりとは、りんごの表面に入ったデコボコのことです。いぼりはたっぷりと栄養分を吸収したりんごにだけできるものだそう。
ちなみにいぼりりんごは1本の木すべてに実るわけではなく、成熟した枝だけに結実します。さらに枝だけではなく、真冬の剪定から始まって摘果や肥料の調整など数々の条件が揃ってはじめていぼりが入るので、「究極のりんご」と言っても過言ではないのです。

2. 色艶のいいりんごを選ぶ
下までしっかり赤くなっているものは、りんごの甘みが強いそうです。

3. 太くてしっかりとした「つる」のものを選ぶ
太くてしっかりしたつるは栄養をしっかりと受け取った証拠だそう。売っているりんごはつるがないものもありますが、あれば太さを見比べてみるといいかもしれませんね。

4. ずっしりと重いりんごを選ぶ
大きすぎず、小さすぎないりんごが一番おいしいりんごなのだそう。同じくらいの大きさのりんごを持ってみて、重い方を選ぶのが見分けるポイント!

5. おしりが赤や黄色になっているものを選ぶ
りんごをひっくり返して見たときに、おしりの部分が青色ではなく黄色になっているのが熟しているサイン。買うときはぜひおしりの色も確認してみてください。

6. つる元が深くくぼんでいて、変形がないものを選ぶ
傷や変形はそこから傷んでくることが多いそうです。

実際に選んでみました!

今回わたしは、味を比べるために2つのりんごを選んでみました。品種は「サンふじ」です。



左がいぼりが目立ちおしりが黄色くなっているもの、右が表面がつるつるしていてあまりいぼりを感じられなかったりんごです。
重さは、どちらもずっしりとした重さのものを選びました。



いぼりのあるりんごは、かなりデコボコしているのがわかりますか?わたしはこれまで、このデコボコがあまり新鮮ではない証拠だと勘違いしていました。



半分に切った状態がこちらです。蜜の入り具合はそんなに違いがないように見えましたが、


左:いぼりが目立ちおしりが黄色くなっているもの 右:表面がつるつるしていてあまりいぼりを感じられなかったりんご

もう少し小さく切ってみると、その違いが明らかでした。いぼりのある左のりんごの方が蜜がたくさん入っているのがわかりますか?


左:いぼりが目立ちおしりが黄色くなっているもの 右:表面がつるつるしていてあまりいぼりを感じられなかったりんご

食べてみると、やはりいぼりのあったりんごの方が甘くりんごの濃厚な味が感じられました。瑞々しさもいぼりりんごの方が強かったです。試しにわたし以外の家族で「利きりんご」をしてみましたが、みんないぼりりんごの方が甘くておいしいと答えていました。同じ品種で同じ場所で買ったりんごなのに、これほど違うとは驚きでした!

いぼりりんごを探すなら1個売りを狙うといいそうです。しかもすべての品種に蜜が入っているわけではなく、「サンふじ」など「ふじ系」を選ぶといいそうですよ。「サンふじ」などのように「サン○○」という名がついている品種は、袋掛けせずに日光を当てて栽培しているのだとか。日に当たっているので表面はまだらですが、完熟して甘みが増しており、中央部分には蜜が入っていることが多いそう。

ついでにりんごの保存方法についてネットで調べてみました。切ってから時間が経ったりんごは茶色に変色してしまいますよね。これは果肉のポリフェノールが酸化するため。しばらく食塩水かレモン水に漬けると変色を防げるそうですよ!

実際にやってみました!

左が切ってすぐに食塩水に漬けたりんご、右が何もせずに置いておいたりんごです。(1時間ほど経過時)


左:切ってすぐに食塩水に漬けたりんご 右:何もせずに置いておいたりんご

またりんごは、湿度を高くして低温で保存すると長持ちするそうです。薄いポリ袋に入れるか、ラップに1つずつ包み冷蔵庫の野菜室に入れると良いとのこと。新聞紙に包んでからポリ袋に入れると、より長期間保存できるという情報も。あまり冷やしすぎると、香りや甘みが活きないので注意が必要です。

実際にわたしも今回「いぼり」「おしりの色」「重さ」で選んでみましたが、甘さの違いをしっかりと感じました。みなさんもりんごを選ぶときは、今回の見分けるポイントをぜひ参考にしてみてください。

参考Web:
JAグループ 秋・冬の旬のくだものリンゴ
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=73