10月24日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)でパーソナリティの大竹まことがガザ地区における実効支配するハマスとイスラエルの軍事衝突について、多数の犠牲者が出ている状況に怒りの声を荒げた場面があった。

番組では、アメリカバイデン政権がイスラエルに対して、ガザ地区への地上進行を遅らせるよう助言したという朝日新聞の記事を紹介。人質交渉のための時間を稼ぎ、封鎖されたガザ地区のパレスチナ人にさらなる支援を届ける狙いがあるという。

この記事が読み上げられるなりすぐに大竹は「このニュースの世界の動き、もう見てらんないよね」と切り出し、「イスラエルが戦車用意して地上進行しないでいるって言うけど、もう爆弾何百発も落としてるじゃない。220万人いるところに37台のトラックを入れて何になるっていうの?実際、一日水を飲めていない人がたくさんいるっていうのに、病院を破壊して、寝ている子供が死んじゃって……これもうどうすんだ。どっちがどこにつくとか、おれにはわからないけど、世界のトップの人が集まって、こんなことも止められないのか?止めろよ、とにかく。止めてから話しろよ!」と怒りの声をあげた。

フリーライターの武田砂鉄氏は、「停戦してくれよ、と思いますよね。こういうことがあると声を挙げることが難しくなるけど、個人で声を挙げることが必要なのではないか」、と同意。パートナーの小島慶子は「戦争は起きたら人が死ぬ。銭湯に関係ない方がたくさん死ぬ。始まってしまったら終わりなんです。始まらないようにする知恵を最大限絞ることが大事だって、こういう状況で学ぶべきです。今日本で強まっている、戦える日本になろうというような論調はものすごく用心しなければならない。こういう論調に巻き込まれるときは、自分が戦場に立たないイメージを持っているかもしれないが、実際は紙くずみたいに殺されるんです」と戦争に対する想像力を高めるよう呼びかけた。