警察庁のロゴ(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の警察庁が6日までに国会法制司法委員会所属の与党議員に提出した資料によると、2023年1〜8月に警察が検挙した薬物犯罪者は約1万2700人で、過去最多だった22年通年(1万2387人)を上回った。

 年間の薬物犯罪者数は13年には5000人台だったが、年々増加して16年には8000人を超えた。その後も増え続け、19年から22年にかけては年1万〜1万2000人台を記録した。

 中でも青少年層と高齢層で増加が目立つ。23年1〜8月に検挙された10代の薬物犯は前年(294人)の2倍以上の659人で、過去最多となった。60代以上の薬物犯も同期間に前年(1829人)比約1.7倍の3046人を記録した。

 男女別では、女性の薬物犯が4747人で初めて4000人を超えた。

 また、薬物犯を職業別にみると無職(5800人)が全体の45.7%を占め、次いで単純労働・技能職(1402人)、宿泊・その他サービス(1103人)、生徒・学生(641人)などと続いた。