日本人の平均給与は2年連続で上昇している!? 国税庁が調査結果を公表
原材料価格の高騰や円安などの影響による物価上昇に対応するため、賃上げを行う企業が増えているといわれています。また、人材を確保するために賃金を見直す企業も少なくありません。そうした状況のなかで今、日本人の平均給与はいくらくらいなのでしょうか。
2022年の会社員などの平均給与は、458万円
国税庁が、令和4年分の「民間給与実態統計調査」を公表。民間で働く会社員やパート従業員などの2022年の平均給与は、458万円。2021年の同調査結果と比べて2.7%増加していることが明らかになりました。ちなみに、1年間の賞与の平均額は72万円で、こちらも昨年と比べて4.2%増加しています。
男女別で見ると、男性が平均563万円で前年比2.5%増、女性が平均314万円で3.9%増となっています。また、正社員(正職員)に限定した平均は523万円で前年比1.5%増、パート・アルバイトなどの平均は201万円で2.8%増となっています。
平均給与は2021年・2022年と2年連続で増加していますが、物価の上昇が止まらない今「生活がラクになった」と感じている人は少ないかもしれません。今後の動向を見守るとともに働き方や資産の運用方法などを見直し、これからの暮らしに備えていきましょう。