【DeNA】巨人に完封勝ちの裏で球場を盛り上げた 首位打者宮崎の打撃以外の「激アツプレー内容」とは

写真拡大

宮崎は独特の打撃フォームでも知られる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 DeNAは9月25日に行われた巨人戦(横浜)に1−0の完封勝ち。先発の大貫晋一が7回途中まで投げ11奪三振と好投で4勝目をマーク。4位の巨人を再び3差と突き放した。

【動画】球場も沸いた!4回一死一塁、一走の宮崎がプロ初めての盗塁を決めたシーン

 先発の大貫は直球とフォークなどコンビネーションも冴え、巨人打線に的を絞らせない。6回には門脇誠、坂本勇人、岡本和真の中軸を3連続三振に抑えるなど要所を締め、7回途中まで投げ11奪三振と圧巻の投球を見せた。

 一方、この試合注目を集めたのは4回一死一塁のシーンにもあった。捕手、伊藤光の打席の4球目、一走の宮崎敏郎がエンドランのサインにしっかりスタートを切り、悠々と二塁に滑り込んだ。

 宮崎にとってはプロ11年目シーズン、通算1075試合目の出場にしてこれが初盗塁となった。CS出場がかかった大事な3連戦で記録された、歴史的なプレーに球場のファンからは思わずどよめきが起きるほど、大盛り上がりのプレーとなった。

 宮崎は今季、開幕直後から打率4割超えを記録するなど好調を維持し、現在も打率・331と首位打者の座をほぼ確実にしている。2017年にも同タイトルを獲得しているが、35歳シーズンでの首位打者獲得は長嶋茂雄氏らに並ぶ偉業となる。

 宮崎は2回先頭の打席も右前打で出塁、二死二塁から林琢真の適時打で激走、ホームを陥れた。決して俊足とはいえない主砲が懸命に走る姿がチームを盛り立てた。頼りになる打棒に加え、この日は足の貢献も光り、チームを2年連続CS進出に向け前に進めた。

 26日に行われる3戦目の先発は巨人キラー、ハーラートップの15勝をマークする左腕、東克樹が先発する。投手陣を援護すべく、宮崎の攻守にわたっての奮闘に引き続き注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]