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●葛飾区亀有の人気メンチカツ専門店『亀有メンチ』で話題の「メンチカツ定食」を噂の「亀有ボール」とともに味わってみた。その驚きの美味しさの秘訣とは?

 下町のメンチカツ専門店『亀有メンチ』は、種類も豊富で持ち帰りもイートインも出来る亀有の人気店。イートインではその場でメンチカツを揚げてくれ、出来立てを食べられます。今回は「メンチカツ定食」を食べてきました。

アーケード商店街に佇むメンチカツオンリーの専門店に潜入

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の漫画やアニメの舞台となる亀有は、ショッピングモールがあるかと思えば懐かしい雰囲気の商店街がある、新しさと下町情緒が混在した街です。亀有駅前のバスターミナルを抜け、下町感たっぷりの商店街に入っていくと『亀有メンチ』が見えます。持ち帰りも出来ますが、店内で定食や丼を食べられますよ。

 メンチカツの種類が豊富で、紅生姜、梅シソ、チーズも人気ですが、定番の「亀有メンチ」の牛と豚がそれぞれ1個ずつセットになった平日ランチタイムサービスの定食を頼んでみました。

 イートインでメンチカツを頼むと揚げたてを食べさせてくれるため、約9分ほど待ちます。カウンターから厨房を覗けば、バットの上にまん丸なメンチカツのタネが並び、衣を付けて油へ投入するところが見られます。揚げ立てのアツアツが食べられると思うと、心が踊りますね。

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 店内を見回せば、壁には有名な漫画の作者や芸能人のサインがびっしり。どれだけ人気があるかわかります。

ボリュームたっぷり!絶品「亀有メンチ定食」をいただく

「亀有(豚)メンチ+亀有(牛)メンチカツ定食」780円

 牛と豚の2つのメンチカツに、豚汁、たくあん、ごはんのオーソドックスな定食です。豚汁は豚肉に大根、にんじん、ねぎなどがたっぷり具沢山で、ごはんも量が多めでありがたい。

 メンチは、左の色の濃いほうが牛メンチカツで、右が豚メンチカツ。牛は、塩こしょうが効いていて、ザックリ粗みじんにされたタマネギがシャキシャキで肉と合い、衣もサクサクです。

 ソースはスペシャル、特製、中濃の3種類、昆布ポン酢まで用意され、好きなソースをかけ放題! スペシャルはデミグラスの甘い風味豊かな洋風ソースで牛メンチカツに合い、特製はさらりとしたソースで肉の旨味を際立たせてくれるので大量にぶっかけて食べたくなりました。

 豚メンチカツは、牛メンチカツよりあっさり目で味もマイルド。牛メンチカツ同様、タマネギの歯応えが良い王道メンチです。肉と油が染みたカリカリの衣を堪能しつつ、豚汁やごはんを交互に食べていけば、満腹満足。

「メンチカツ」に負けない人気の「亀有ハイボール」は濃さだけじゃない!

「亀有ボール」420円

 昼からお酒が飲めるのも『亀有メンチ』のいいところ。酒好きがお酒を飲まない理由はないでしょう。そこで、人気メニューの焼酎ハイボール「亀有ハイボール」を頼んでみました。

 そっと運ばれてくるため「なぜ恐る恐る?」と疑問に思うも、置かれたグラスを見て納得。表面張力でなんとか酒がこぼれていない、なみなみの状態でした。

 持てないためグラスに口を付けてすすってみると、冷たい炭酸が喉を流れていき、「あ~」と心地いいため息が。焼酎にレモンの香りと甘さが効いています。氷が入っておらず、全てお酒ということに歓喜し、酒の濃さに口元が緩んでしまうハイボールです。

「焼酎ハイボールなのに綺麗な黄金色はなぜ?」と聞いてみると、割材の色だそう。酒が濃いため、帰りにふらつく人もいるらしく、頼む時に言えば氷を1つ2つと入れてくれるサービスもあります。安居酒屋の薄さを予想して頼むと痛い目を見る、呑んべえにはご褒美としか言えない濃さ。この「亀有ハイボール」を目指して来店する客もいるそうです。

まとめ

『亀有メンチ』では、昼から「メンチカツ定食」を食べながら、「亀有ハイボール」をすすれます。帰りに駅前のこち亀像を見たら、『葛飾ラプソディー』の鼻歌が出てきそうになりました。懐かしい商店街でご飯を食べ満足した帰り道は、妙にやさしい気分になってくるかもしれませんね。

(撮影・文◎乃々)

●SHOP INFO

店名:亀有メンチ

住:東京都葛飾区亀有3-32-5
TEL:03-6231-2058
営:11:30~21:00 ※14:30~17:00店内休憩
休:月曜