絶好枠から重賞初制覇を目指すシンシティ(21年9月、撮影:橋本健)

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 新潟、札幌ともに土曜と同じく、芝ダート揃って良となる。新潟は開幕週らしい高速決着。かといって極端な前有利ということはなく、特に外回りは決め手さえあれば差しが決まる。ダートも土曜に限れば、意外に待機組が頑張っていた。

 札幌の芝は開幕週の先週同様、速い時計が出ている。ペース次第では差しも五分に戦える。ダートは4角までに先団に取り付かないと厳しい。土曜はシニスターミニスター産駒の活躍が目についた。日曜の出走は10Rのアシタガアルサの1頭のみ。

【注目馬】
新潟11R・シンシティ…近4走は2桁着順だが、4走前と2走前は重賞の1200m戦だったので参考外。また、直千の2戦はそれぞれ枠と展開が不向きだったので、大敗も仕方なしだ。その点、今回は昨年(2着)と同じ17番枠を引き当てたので、得意のラチ沿いを逃げる形に持ち込めるはず。ならば、ガラリ一変が期待できそうだ。

札幌11R・サトノセシル…欧州血統ながら速い時計にも対応できるタイプ。ポイントはレースの上がり3Fで、35秒1以内なら[0-0-1-6]と苦戦傾向だが、35秒2以上なら[3-6-1-1]と超堅実。H~Mペースで上がりがかかりそうな今回は好勝負必至だ。