シンザン記念勝利時の武豊騎手(c)netkeiba.com

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 今週の武豊騎手は土日ともに札幌で、土曜4鞍、日曜8鞍の計12鞍に騎乗する。

 日曜11Rのクイーンステークス(3歳上牝・GIII・芝1800m)にはライトクオンタム(牝3、栗東・武幸四郎厩舎)で参戦する。今年1月のシンザン記念を鮮やかに差し切ったディープインパクト産駒。その後は桜花賞が8着、オークスが17着と結果を残せていないが、今回は古馬相手とはいってもGIII。3歳馬とあって52kgで走れるのも有利だ。主戦を務めたディープインパクトの命日に、その産駒で重賞制覇となれば、大いに盛り上がることは間違いない。

 土曜は2歳戦の2鞍に注目したい。1Rの2歳未勝利には白毛のカルパで挑む。白毛のアイドル・ソダシの半弟。3週前のデビュー戦では3着ながら、最後まで渋太く脚を使えていたので、このメンバーならチャンスがありそうだ。

 そして5Rの2歳新馬にはアークドールがスタンバイ。愛国産のゴールデンホーン産駒だが、母は自身の手綱で3勝を挙げたラルク。叔母にはラッキーライラックがいる血統馬でもある。攻めでは特筆するほど動けているわけではないが、素質で好勝負に持ち込めていい。

 先週は大倉山特別を9番人気のシルバーブレッドで制するなど、存在感を発揮したレジェンド。今週も手綱捌きに要注目だ。