一昨年のアイビスSDを制したオールアットワンス(ユーザー提供:ふらんさん)

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 サンデーサイレンス系が苦戦しているアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)だが、母の父となると一転してサンデーサイレンス系が好成績だ。

 これまでに母の父サンデーサイレンス系はアイビスSDに延べ53頭が出走し、[7-6-1-39]の勝率13%、複勝率26%。18年のダイメイプリンセスから昨年のビリーバーまで5連覇中となっている。特に20年はワンツースリー、21年と22年はワンツーだから、近年の活躍は目を見張る。

 今年は7頭の母の父サンデーサイレンス系が出走を予定している。

■母の父ディープインパクト
オールアットワンス(牝5、美浦・中舘英二厩舎)
サトノファビュラス(牝6、美浦・宗像義忠厩舎)
メディーヴァル(牡5、栗東・寺島良厩舎)

■母の父フジキセキ
シンシティ(牝6、栗東・木原一良厩舎)
ロサロッサーナ(牝4、美浦・伊坂重信厩舎)

■母の父ネオユニヴァース
スティクス(牝5、栗東・武幸四郎厩舎)

■母の父ステイゴールド
ライオンボス(牡8、美浦・和田正一郎厩舎)

 エース格は一昨年の覇者のオールアットワンスだが、昨年2着のシンシティ、今回と同舞台の韋駄天Sを制しているメディーヴァルも有力候補だ。

 例年にも増して強力な布陣で挑む一戦。6連覇、さらには4年連続のワンツーの可能性大といえそうだ。