相手に高配当が狙える人気薄を

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 真夏の牝馬限定重賞・クイーンS。昨年の札幌2歳S覇者ドゥーラ、昨年の愛知杯勝ち馬ルビーカサブランカ、今年のシンザン記念勝ち馬ライトクオンタムらが集結した。

 プロの予想家はこの一戦をどう見ているか。展開を軸として期待値の高い馬を導き出す気鋭の予想家・サンデー氏にクイーンSの展望を伺った。

◆レース傾向から狙いたい馬券の組み合わせ

 今週から新潟と札幌の2会場に減りますが、重賞が3レースあるので楽しみですね! 注目は新潟競馬場で行われる直線1000mの名物レース、アイビスサマーダッシュでしょう。このレースはご存知の方も多いと思いますが、「外枠を買っておけば間違いない」レースです(笑)。20年連続で6~8枠の馬が連対していることが何よりの証拠です。予想は至ってシンプルなレースだと思っています。なので今週はクイーンSを展望したいと思います。

「夏は牝馬」の格言通り、先週の中京記念も2,3着に好走しています。しかしクイーンSは出走馬すべてが牝馬なので、このファクターは使えません(笑)。ここでは、1,2番人気の信頼度が高い点に注目です。過去10年のうち9年で1,2番人気のどちらかが連対しているので、信ぴょう性は高いのではないでしょうか。今年の1番人気候補であるドゥーラは有力視できると思います。

 そして馬券の相手は人気薄のパターンがこのレース最大の特徴です。人気馬×穴馬の組み合わせが期待値の高い馬券を取るカギになると思います。

◆高配当をもたらす穴馬2頭

 今回は高配当が狙える穴馬2頭に注目しています。まずはウインピクシスです。脚質は逃げで、条件戦を連勝している勢いのある4歳馬です。春のGIIIでの2戦はクラスの壁を感じる内容でしたが、開幕2週目の馬場ならもう少し粘れると思いますしゴールドシップ産駒なので適性にも期待できそうです。前走から人気も下がると思いますし、狙う価値はあるのではないでしょうか。

 2頭目はミスニューヨークです。GIII・ターコイズSを連覇している実力派ですが、今年3走は8着以下と大きく負けています。しかしこれまでの夏競馬には実績がありますし、デムーロ騎手に戻る今回は一変する可能性がありそうです。こちらも人気は下がりそうなのでオッズ以上に好走に期待できると思います。