16年中山牝馬Sを制したシュンドルボンの3番仔となるサトノフォルテ(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が、7月29日の新潟5R・2歳新馬(芝1600m)でデビューする。

 サトノフォルテは父ロードカナロア、母シュンドルボン、母の父ハーツクライの血統。22年のセレクトセール1歳で里見治氏が9000万円(税抜)で競り落とした。何よりの注目は、父×母の父の組み合わせが有名なニックスであること。該当馬はJRAで32頭が走って16頭が勝ち上がり、ケイデンスコール、トロワゼトワル、ヴァルディゼールの3頭が重賞を制覇。現役ではエターナルタイムが6月の多摩川Sを制し、オープン昇級を決めている。

 サトノフォルテが6月上旬から入念に乗り込まれ、南Wコースで速い時計もコンスタントに刻んでいる。明るい未来を予感させるデビュー勝ちを期待したい。