19年のアイビスSDを制したライオンボス(撮影:下野雄規)

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 ライオンボス(牡8、美浦・和田正一郎厩舎)がアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)の4年ぶり2勝目を狙う。

 ライオンボスは19年アイビスSDの覇者。新潟芝1000mでは無類の強さを発揮し、19年と20年に韋駄天Sを連覇。20年と21年のアイビスSDで2着となり、このレース史上初となる3年連続連対の快挙を達成している。しかし、その後はスランプ。近4戦は2桁着順だから、年齢的な衰えは否定できない。近走は枠順や重いハンデなど不利な条件も重なっていたので、57kgの今回はもう少し走れてもいいだろう。

 これまでアイビスSDの最高齢勝利は14年セイコーライコウ、17年ラインミーティア、22年ビリーバーの7歳。8歳以上は延べ27頭が参戦して、15年セイコーライコウの4着が最高着順となっている。逆風データを跳ね返し、エポックメーキングな勝利となるか。元・千直王者の意地を見せてほしい。