昨年の府中牝馬Sを制したイズジョーノキセキ(ユーザー提供:シップさん)

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 昨年の府中牝馬Sを制したイズジョーノキセキ(牝6、栗東・中村直也厩舎)が、クイーンステークス(3歳上・GIII・芝1800m)で重賞2勝目を狙う。

 イズジョーノキセキは昨夏の垂水Sでオープン昇級を決めると、続く府中牝馬Sでソダシを下して重賞初制覇。その後も有馬記念ではイクイノックスの4着に健闘した。今年2戦はマイルの距離も堪えて結果が出ていないが、今回のメンバーでは実績で一枚上だ。

 最大のカギは初めて背負う57kgだろう。57kg以上を背負った牝馬のJRA平地重賞勝ちは、14年東京新聞杯のホエールキャプチャが最後。牝馬限定戦に限れば、07年愛知杯のディアデラノビアが最後となっている。

 古くはマックスビューティやダンスパートナー、最近ではウオッカやアパパネも果たせなかった57kg超での重賞勝ち。イズジョーノキセキが大きな壁を乗り越え、16年ぶりの酷量牝馬限定重賞Vとなるか、期待が高まる。