昨年のニュージーランドTを制したジャングロ(ユーザー提供:こーだいさん)

写真拡大

 昨年のニュージーランドT覇者のジャングロ(牡4、栗東・森秀行厩舎)が、アイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)が約1年3カ月ぶりに復帰する。

 昨年のNHKマイルCで7着に敗れた後、脚部不安で長期休養へ。1月に帰厩後もじっくりと調整されて、ようやく復帰にこぎつけた。1000mは一昨年8月の未勝利(2着)以来で2回目、芝1000mに限れば初めてとなるが、父More Than Readyは全7勝を7F以下で挙げた快足馬。寸が詰まり気味の体型からみても、距離短縮がマイナスに働くことはないはずだ。

 ウマ娘で知られるサイバーエージェント社長・藤田晋氏は、21年に馬主デビュー。ジャングロのニュージーランドTで重賞初制覇を果たしたが、その後はフロムダスクの京王杯2歳Sの2着、ドーブネの中山記念の3着など、タイトルにあと一歩で届いていない。それだけに尚更、待望の復帰を迎える孝行息子の奮起に期待したいところだ。