KNTCTが反落、24年3月期最終益75%減計画など重荷

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 KNT-CTホールディングス<9726.T>が反落している。1日の取引終了後、23年3月期の決算発表にあわせて24年3月期の業績予想を開示し、今期の最終利益が前期比74.6%減の30億円になるとの見通しを示した。同時に、連結子会社の近畿日本ツーリストにおける新型コロナ関連受託業務での過大請求の経過報告を公表。同社に対し警察の捜査が入ったことも明らかにした。これらが株価の重荷となったようだ。

 今期の売上高は同1.6%減の2482億円を見込む。近畿日本ツーリストでの過大請求額は、これまで最大16億円としていたが、疑いのあるものを含めて約14億7000万円と開示した。特別調査費用とともに、23年3月期の連結決算に反映したという。なお、23年3月期は政府による旅行支援策の効果もあって、旅行業が堅調に推移したほか、BPO事業の受注なども奏功し、売上高と営業・経常・最終利益はいずれも計画を上振れて着地した。

出所:MINKABU PRESS