新田真剣佑

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 4月28日から公開されている、『聖闘士星矢 The Beginning』。新田真剣佑のハリウッド初主演作品だが、調子は芳しくない。

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「約80億円もの製作費をかけた作品ですが、映画館ではゴールデンウイークにもかかわらず、空席が目立ちました。どれほどチケットが売れたかを表す着席率は約5%のようで、実際に見に行った人から“観客がひとりだった”という声も。原作者の車田正美さんの、いつかハリウッドで映画化したいという思いが実現し、主演も早い段階で真剣佑さんに決まって、満を持しての公開だったのですが、国内での人気は得られていません」(映画誌ライター)

『聖闘士星矢』は1985年から『週刊少年ジャンプ』で連載されたファンタジーバトル漫画で、アニメ化やゲーム化もされた人気作品。特にアニメは海外でも放送され、現在でも世界中にファンは多い作品であるはずだが、なぜこのような“爆死”となったのか。

「原作のファンに受け入れられなかったようです。鎧である聖衣のデザインが大きく変わっていて、自動装着などの現代的なアレンジになっていることや、登場人物の設定やストーリーの変更、主人公が必殺技名を叫ばないなど、原作との違いに不満を持っている人が多いのです」(同・映画誌ライター)

 これまでにも似たようなケースがあった。

『ドラゴンボール』の悪夢、再びか

「『ドラゴンボール』や『北斗の拳』などの海外でも大人気の漫画がアメリカで実写化されましたが、内容が原作からかけ離れていたので、不評でした。『聖闘士星矢』のアメリカでの公開は5月12日。批判が集まっているストーリーや設定の変更とは対照的に、ハリウッドならではのアクションシーンについては好評なので、日本での評判を覆してほしいですね」(同・映画誌ライター)

 真剣佑はNetflixで今年公開予定となっている、別の漫画原作のハリウッド実写化ドラマにも出演する。

「『聖闘士星矢』と同じ少年ジャンプで連載している、尾田栄一郎さん原作の人気漫画『ONE PIECE』に、麦わらの一味のクルーで三刀流の剣士であるロロノア・ゾロ役で参加します。具体的な公開日は発表になっていませんが、尾田さんは主人公のルフィの誕生日である5月5日に自身のツイッターに直筆のメッセージを投稿し、ドラマ版が最後の調整段階であることを明かしていました。現在も連載中の人気漫画の実写化ということもあり、期待する声もある一方、過去の“失敗例”もあるだけに、すでに不安視するファンも少なくありません」(アニメライター)

 真剣佑にとっても、『ONE PIECE』にとっても、黒歴史とならないでほしい。