NTTドコモに続いてauやUQ mobileでも健康保険証による本人確認が終了に!

KDDIおよび沖縄セルラー電話は21日、携帯電話サービス「au」および「UQ mobile」においてこれまで新規契約締結時や各種注文時などにおける「本人確認書類」の1つとして取り扱ってきた「健康保険証(健康保険被保険者証)など」については本人確認書類としての取り扱いを2023年5月中旬(予定)をもって終了するとお知らせしています。

同様の健康保険証(健康保険被保険者証)などを本人確認書類として利用不可とする施策はすでに紹介しているようにNTTドコモも5月中旬より実施する予定であることが案内されており、auやUQ mobileでも同じように健康保険証による契約者本人の意図しない不正な契約締結や不正利用などの発生に加え、健康保険証や本人確認書類として利用できるマイナンバーカードの普及状況などを踏まえて実施することにしたとしています。


auやUQ mobileでは携帯電話サービスなどの新規申込時に本人確認を行うために本人確認書類の提出を求めており、これまでは健康保険被保険者証などのいわゆる「健康保険証」が利用できていました。一方で健康保険証には顔写真がなかったり、比較的簡易的な書類であることから不正な契約締結や不正利用などに利用されるケースが多発しているとのこと。

そのため、これまでも健康保険証の場合には補助書類が必要でしたが、それでも不正な契約締結や不正利用などが発生しており、加えて本人確認書類として利用できるマイナンバーカード(個人番号カード)の普及状況などを踏まえ、健康保険証の本人確認書類としての取り扱いを終了することにしたということです。なお、これまでもKDDIおよび沖縄セルラー電話が提供しているオンライン専用の料金プラン「povo2.0」などではすでに本人確認書類として健康保険証は含まれていませんでした。


auおよびUQ mobileにて取り扱いを終了する具体的な書類については以下となっており、これら以外の運転免許証やパスポート(日本国旅券)、マイナンバーカード、身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳、住民基本台帳カード(顔写真があるもの)、特別永住者証明書、在留カード+外国発行パスポートなどの本人確認書類については引き続き利用できるとしています。

・健康保険被保険者証
・後期高齢者医療被保険者証
・遠隔地用健康保険被保険者証
・国民健康保険被保険者証
・介護保険被保険者証
・学生用被保険者証(国民健康保険)
・国民健康保険退職被保険者証
・船員保険被保険者証
・共済組合員証
・(国民)健康保険高齢受給者証
・精神障害者医療費受給者証
・船員保険高齢受給者証
・ひとり親家庭(母子家庭)等医療費受給者証
・子ども医療費受給者証
・乳幼児医療費受給者証((乳)医療証)
・障害者医療費受給者証
・心身障害者医療費受給者証
・福祉医療費受給者証
・公害医療手帳
・重度障害者医療証
・医療費の補助をうけることのできる手帳
・健康管理手帳
・児童扶養手当証
・医療費関連の受給者証
・健康保険日雇特例保険者手帳
・特別児童扶養手当証書
・自衛官診療証
・私立学校教職員共済加入者証

記事執筆:memn0ck


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