ソニーは4月20日、首元に装着して体を冷やしたり温めたりできるウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET」シリーズとして、「REON POCKET 4」を発売した。価格はオープン、市場想定価格は16,500円前後。専用ネックバンドが同梱する。

また、周辺の温度や湿度を検知するウェアラブルセンシングデバイス「REON POCKET TAG」も同日に発売。REON POCKET 4と連携させると、冷温の自動切り替えができる。市場想定価格は単体が3,850円前後、REON POCKET 4とのセットが18,700円前後。

REON POCKET 4

REON POCKET TAG

REON POCKET 4本体は、バッテリー容量の増加と放熱機構の大型化により、従来モデル「REON POCKET 3」と比較して最大2倍の駆動時間、最大1.2倍の吸熱性能を達成している。

REON POCKET TAGは、温湿度・照度・近接・加速度など各種センサーを内蔵し、端末を装着した周辺環境の情報を検知するクリップ型デバイス。胸ポケットや鞄などに装着して使う。独自の温度予測アルゴリズムを用い、端末周辺温度の変化を素早く把握できるという。

REON POCKET 4着用シーン

クリップで鞄などに取り付けられる

REON POCKET 4は、REON POCKET TAGと併用することで、冷温が自動的に切り替わる「SMART COOL⇔WARM MODE」機能を搭載。REON POCKET TAGの周辺温度や、REON POCKET 4の内蔵センサーで検知した衣服内の温度・湿度を総合的に判断して冷温の切り替え・停止が行われる。冷却と温熱を開始する温度はユーザーの好みに合わせて事前に設定可能だ(切替動作の目安となる)。

アプリ画面

REON POCKET 4の主な仕様は以下の通り。通信方式はBluetooth 5.0 Low Energy。リチウムイオン充電池を内蔵し、充電時間は約170分、最短60分で90%の急速充電に対応する。バッテリー持続時間は、冷却時がレベル4で約4時間、レベル1で約9時間、加熱時がレベル4で約4時間、レベル1で約8時間。

本体サイズはW55×D23×H117mm、重さは109g。対応OSは、Android 8以降、iOS 13以降。専用ネックバンド(RNPB-N3)、充電用USBケーブルなどが付属する。

REON POCKET TAGの主な仕様は以下の通り。通信方式はBluetooth 5.0 Low Energy。電源はリチウムコイン電池(CR2032)。持続時間は約1年。本体サイズはW30×D65×H12mm、重さは約12g。対応OSは、Android 8以降、iOS 13以降、watchOS 9以降。

なお、REON POCKET TAGは、「SMART COOL⇔WARMモード/SMART WARMモード」を使用する場合、REON POCKET 3・REON POCKET 4にのみ対応する。専用アプリで温湿度表示する場合はREON POCKET全モデルに対応。