日向坂46・宮田愛萌、「ひなくり2022」での卒業スピーチ全文
何話してるのか途中からわかんなくなってきちゃったんですけど。メンバーにはほんとに感謝してるし、いっつもミーグリに来てくれたりとか、来れなくても「応援してるよ」って言ってくれた方がたくさんいて。正直ね、ちょっとね、つらくてほんと苦しくって、もっと早くに卒業しちゃえばよかったって思ったこととか何回もあるんですよ。なんで私こんな辛い思いしてまでやってるんだろうとか。めっちゃ思って、親友たちにすごい愚痴聞いてもらったりもしたんですよ。つらいって。でもこうやってがんばって、それでも、絶対に勝ちたいって思って。何に勝つのかわかんないんですけど、絶対に勝つ、絶対に負けないって思って続けてきたからこそ、会えた人たちがいっぱいいるなって思って。こうしてみんなに会えて。がんばってきたことも、きっとよかったんじゃないかなって思ってます。
四期生もこれから加入してきて、さっきも後輩もやってきて。大好きな大好きな同期と先輩方がいて。日向坂はこうやって続いていくと思うんですけど、みんなのことちゃんと支えてあげてくださいね。私は何があってもメンバーの味方でいるって思うし、絶対にメンバーがこれからすごい楽しかった、日向坂で良かったって卒業するようなグループになってくれたらいいなってほんとに思ってます。そのためにもおひさまのみんなの力がすごい必要だし、みんなが支えてくれればもっともっと良いグループになるって信じてるので、これからもよろしくお願いしします。
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その後、同期の二期生を呼び出すと、仲の良い小坂菜緒がぶつかるように花束を手渡し、ひと笑い起きるという和やかな雰囲気に戻った。同期からは「おもてなし会」で宮田が二期生の癒やしになったことや、一緒にユニット曲をもらった河田陽菜の涙ながらの思い出語りが披露された。
ここで富田鈴花の発案で、宮田の好きな曲をアカペラでプレゼントすることに。宮田を囲んで、リクエストされた「君のため何ができるだろう」を歌うと、宮田が思わず涙を流す。それを見た丹生明里や松田好花も涙腺崩壊。他のメンバーも再びステージに登場し、最後は小坂からメッセージが送られた。
「愛萌は、二期生で最年長でここに入ってきてくれて。二期生ってまだ若かったので、まとめるのが難しかったと思うんですけど、それでもいつも、みんなの中心に立ってまとめてくれたし。この約5年間、みんなで一緒に過ごした時間もそうだし、愛萌が頑張ってきたことはほんとに、ものすごくおっきいもので、日向坂にとって。ひらがなけやきのときからすごく頑張ってくれてたし、日向坂になってもたくさん頑張ってくれて。それはみなさん見てくれてたと思うんですけど、私たちはもちろんそういうところちゃんと見てて。だからなんだろう、ここまでよくがんばってくれたなっていうのもそうだし、おつかれさまと、もうほんっとうにありがとうの言葉をかけたいなと思います」
最後の曲は「JOYFUL LOVE」。宮田も含め、トロッコにソリのパネルを貼り付けた「ソリッコ」にメンバーが乗り込み、会場を一周する。曲終わりで、ひとりステージに残った宮田は、感極まった様子で「日向坂になってよかったかもしれない」と口にし、深いお辞儀をしてステージを後にした。