映画『ONE PIECE FILM RED』より
 - (C) 尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

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 先週末(11月4日〜11月6日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、日本のアニメーション映画『ONE PIECE FILM RED』が興行収入932万3,267ドル(約14億円)で初登場2位に輝いた。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル145円計算)

 興収1,827万1,625ドル(約26億円)を上げた『ブラックアダム』が3週連続で首位を獲得したが、『ONE PIECE FILM RED』も手堅く2位デビュー。数年前までは、日本のアニメが今回のようにIMAXなどプレミアム・ラージ・フォーマットを含む2,367館で公開され、1,000万ドル(約15億円)近くの興収を稼ぎ出すのは極めて珍しいことだった。前作『劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』』(2019)のオープニング興収は、541館での公開で35万7,740ドル(約5,200万円)だったことからも飛躍ぶりがうかがえる。

 しかし、ここ1年半ほどは全米ボックスオフィスランキングでも日本のアニメが強さを示すように。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『劇場版 呪術廻戦 0』『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』はいずれもオープニング興収2,000万ドル(約29億円)前後を上げており、アニメファンが持つ力が注目されている。(編集部・市川遥)

11月4日〜11月6日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ブラックアダム』
2(初)『ONE PIECE FILM RED』
3(2)『チケット・トゥ・パラダイス』
4(4)『スマイル(原題) / Smile』
5(3)『プレイ・フォー・ザ・デビル(原題) / Prey for the Devil』
6(7)『ライル、ライル、クロコダイル(原題) / Lyle, Lyle, Crocodile』
7(13)『イニシェリン島の精霊』
8(6)『ティル(原題) / Till』
9(5)『ハロウィン THE END』
10(8)『テリファー2(原題) / Terrifier 2』