新スマートウォッチ「Google Pixel Watch」の決済機能について紹介!

既報通り、Googleは6日(現地時間)、同社が展開する「Made by Google」の新製品として初のスマートウォッチ「Pixel Watch」を発表しました。日本を含む1次販売国・地域では2022年10月13日(木)に発売され、すでに日本の公式Webショップ「Google ストア」では予約受付を実施しています。

価格(金額はすべて税込)は日本ではWi-Fiモデルが39,800円、Wi-Fi+Cellularモデルが47,800円となっており、サイズはなく色はChampagne Goldケース+HazelアクティブバンドとMatte Blackケース+Obsidianアクティブバンド、Polished Silverケース+Charcoalアクティブバンド、Polished Silverケース+Chalkアクティブバンドが販売されます。

どちらのモデルも「Fitbit Premium」の6カ月分と「YouTube Music Premium」の3カ月分が無料で利用可能となるとのこと。販路はGoogle ストアのほか、日本ではWi-Fi+CellularモデルはKDDI・沖縄セルラー電話(au)とソフトバンクからも販売され、Wi-FiモデルはAmazon.co.jpやエディオン、ケーズデンキ、上新電機、ノジマ、ビックカメラ、楽天ブックス、ヨドバシカメラ、ヤマダデンキといった量販店やECサイトでも販売されます。

すでに紹介しているようにauにおける価格は47,800円で、2022年12月31日(土)まで「Google Pixel Watch スタートキャンペーン」が実施されて購入して「ナンバーシェア」に新たに加入するとPontaポイントで3,000ポイントがもらえます。なお、auではナンバーシェアに新たに加入するとナンバーシェアの利用料(385円/月)が4年間無料になる「ナンバーシェア無料キャンペーン 2022」を実施しており、新たにPixel Watchが追加されています。

またソフトバンクでは55,680円となっており、に販売方式「新トクするサポート」の対象で25カ月目以降に返却して特典を利用した場合の実質負担額は27,840円からとなります。さらに通話やGoogle Pay、Google アシスタント などを使用することが可能になる「ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス」(月額基本料385円)の提供を開始し、サービスの開始に合わせて月額基本料が4年間無料になる「4年無料キャンペーン」も実施します。

一方、日本向け製品は非接触IC機能「FeliCa」を搭載しており、東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)が提供する決済サービス「Suica」に対応していることが案内されていましたが、JR東日本は7日、Pixel Watchにて使えるSuicaの機能についてお知らせしています。そこで本記事ではPixel Watchの決済機能についてまとめます。


まずPixel Watchは海外向けはNFC Type A/B(以下、NFC)、日本向けはNFCとFeliCa(NFC Type F)に対応しており、Googleが提供する決済サービス「Google Pay」に対応しています。ただし、Pixel WatchのSuicaはAndroid搭載のスマートフォン(スマホ)など向けGoogle Payアプリや「モバイルSuica」アプリとは別となっており、発行やチャージは「Watch」アプリから行うようになっているとのこと。

利用条件は以下で、使える機能としては電子マネーによるキャッシュレス決済と日本各地の鉄道やバスなどの交通機関における乗車券のみとなっており、定期券・Suica グリーン券・おトクなきっぷは非対応となっています。Watchアプリから行えるのはSuicaの新規発行およびGoogle Payに登録したクレジットカードなどによるチャージ、Suica ID番号の確認となります。

(1)Android 8.0以降をインストールした対象のAndroid搭載機
(2)Pixel Watch用のWatchアプリ
(3)Google Payに登録できるクレジットカード(デビットカードやプリペイドカード含む)

またSuica ID番号の確認はできるため、西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)などが提供する「エクスプレス予約」や「スマートEX」における乗車券としての利用、JR東日本やJR西日本の「新幹線eチケット」における乗車券としての利用も可能となります。

なお、チャージはオンラインで行わなければ、クレジットカードなどは必要なく、券売機やコンビニエンスなどでの現金チャージは行えるということです。ただし、ポイントサービス「JRE POINT」からチャージを含む「Suicaポケット」を使ったチャージはできません。

<クレジットカードなどの追加方法>
・Pixel Watchのリューズ(クラウン)を2回押しします。
・チュートリアルを確認して「カードを追加」をタップします。
・Android搭載機側で指示に従ってカードを追加します。

<Pixel Watchで決済する方法>
・Pixel Watchのリューズを2回押しします。
・デフォルトカードが画面に表示されます。
・別のカードを使う場合はスワイプして利用するカードを選びます。
・Pixel Watchの画面側をレジなどの決済端末にかざします。支払いが完了すると音が鳴り、Pixel Watchに決済完了のチェックマークが表示されます。

一方、すでに紹介しているように日本でもようやくWearOS搭載スマートウォッチにおけるGoogle Payが解禁されたため(実際に利用可能になったのはソフトウェア更新「Google サービス アップデート」の2022年9月分が配信開始された9月末より) 、NFCによる「Visaのタッチ決済」と「Mastercardコンタクトレス」が利用できると思われますが、少なくとも発売時点ではAndroidのGoogle Payが対応するFeliCaを用いたnanacoやWAON、楽天Edy、iD、QUICPayは利用できないということです。



記事執筆:memn0ck


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